茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

ブラック企業にやりかえせ!『フツーの仕事がしたい』DVD上映会


安い賃金で使い捨てられるのは誰だってご免だろう。生活できるギリギリの賃金で働くことも、いつまで続くか分からない、いつなくなるか分からない仕事だって望むひとはいない。誰かが必要としているから、労働人口の三分の一が非正規になっているのだろう。だけれども、非正規労働は明らかに蔑まれている。
けど、じゃあ正規の労働者なら、正社員なら大丈夫なのか?うつ病サービス残業名ばかり管理職、そして過労自殺、過労死。これらの言葉はこの二十年、正社員という働き方すら安心安全街づくりではないことを物語る。今ではブラック企業なんて言葉もある。
不幸にしてブラック企業に入ってしまったら。職場で正規であれ非正規であれ、心や体、財布の中身がどうにもならないくらいに追い込まれたら。辞めるのも一つの手だが、やっとの思いで給料をもらえるようになり、辞められないとしたら。労働組合を使ってみないか?
ブラック企業に、労働組合を使って見事に反撃した例がここにある。


6月30日(日)14時から
        DVD上映後、話し合い

春日交流センター 小会議室(つくば市春日2−36−1)

参加費 300円

茨城不安定労働組合  090-8441-1457(加藤)  

皆倉信和さん(36歳)は、根っからの車好き。
高校卒業後、運送関係の仕事ばかりを転々とし、現在はセメント輸送運転手として働いている。
しかし、月552時間にも及ぶ労働時間ゆえ、家に帰れない日々が続き、心体ともにボロボロな状態。 「会社が赤字だから」と賃金も一方的に下がった。
生活に限界を感じた皆倉さんは、藁にもすがる思いで、ユニオン(労働組合)の扉を叩く。
ところが彼を待っていたのは、会社ぐるみのユニオン脱退工作だった。
生き残るための闘いが、否が応でも始まった。