茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

原発と天皇制を考える八月

組合員加藤からの投稿です。

原発天皇制を考える八月

八月十八日(日) 午後二時から
         午後五時からはデモ!
常総生涯学習センター 会議室2(関東鉄道常総線水海道駅徒歩五分)

お話「原発天皇制――近代天皇制と〈非権力・無権力〉の思想の系譜」
   友常勉さん(東京外国語大学教員)
         1964年生。
         東京外国語大学国際日本研究センター准教授
         日本思想史
         著書『始原と反復―ー本居宣長における言葉という問題』         (三元社)、『脱構成的叛乱―ー吉本隆明中上健次、ジ
         ャ・ジャンク―』(以文社)、『戦後部落解放運動史―ー          永続革命の行方』(河出書房新社

参加費 五百円

主催 戦時下の現在を考える講座  連絡先 090−8441−1457(加藤)


日本維新の会は、橋下代表の従軍慰安婦発言で参院選に惨敗した。が、あの発言は特別なものではない。男社会の飲みの席ではありふれたものにすぎないことを私たちは知っている。橋下のの発言は、街中でおおっぴらに聞こえてくるようになった在日朝鮮人、在日中国人を貶めるヘイトスピーチと通底しているが、この憎悪もまた日々の会話の中にそのあらわな姿を今やさらけ出していることを、私たちは知っている。橋下やヘイトスピーチを叫ぶ人々と大差ない発言を繰り返す人物の率いる現政権、そしてその改憲案は、基本的人権を制限し、徴兵制の国防軍を要求している。どうやら私たちの社会は、六十八年前の敗戦から過去を反省することに見事に失敗したみたいだ。
けれど、過去の反省に失敗したのなら、また反省すればいい。何度でも、何をどうまちがえたのか、初めから考えるべきだ。そのためのきっかけとして八月十五日は役に立つ。断じて英霊に祈りをささげる日などではない。
そんなことを考えて、今年も八月に集まりを持つことにした。あれだけの事故を起こしても止まらない、止められない原発も、戦争責任を不問にし、敗戦を越えてまだ続いている天皇制も、やっぱり通底している問題だ。過去を反省できない私たちの今をよくあらわしていると言えるだろう。まずは友常勉さんの、近代天皇制成立過程での問題がどのように現在に影響を及ぼしているのかというお話を聞く。それから参加者をまじえての議論を行いたい。私たちは何を間違えてこの現在をむかえているのか、これからどうすべきなのか、集まったみなさんと共に考えたい。今日より少しでもましな明日をむかえるために。集会のあとには水海道駅周辺で反原発反天皇制・反排外主義のデモをする。集会だけ、デモだけの参加ももちろんアリ。