茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(270)世間は盆休み

加藤匡通
八月××日(水)
  盆休みに入ったようで朝の電車はガラガラだ。五時四十四分みらい平秋葉原行きは普段なら座れないことはないがゆっくり席を選べる余裕はない。みらい平を出たら空席はあまりなく、次の守谷では争奪戦となる。それが今日は選び放題、守谷を過ぎてもまだ空席は残っている。外溝屋Y社にいた時はほぼ世間の盆休みと同じ日帝、もとい日程で休んでいたと思う。日当は悪くなかったので盆にまとめて休んでも経済的な打撃は少なかったからだ。が、今は額面で三千五百円低い日雇派遣、安い上に休みまくっていて月二十日出ているかどうかなので月収下がりまくり、盆もそうそう休んでいられなくなってしまった。自業自得だな。
  この前とは別の、学校改修工事に来ている。この前も養生の嫌いな僕が見ても大雑把な養生をしていると思ったが、こっちはそれに輪をかけてゆるい養生である。使用中の教室の壁を工事するのに机を寄せたりせずにそのままフィルムをかけたって埃は入る。今日は二人で前日の養生に追加で教室の黒板等に養生である。マスカーでやるのが早いし手間にならないが、昨日使い切ったらしくダブルのフィルムしかないのでパイオランで止めてくれと言われた。養生が外れている机を指で軽くこすると指先が真っ白だ。これじゃ結局全面的に掃除、机椅子まで拭くことになるだろうに。この現場の最終クリーニングには来たくないなあ。