茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(344)「明日仕事薄いんですよ。」

加藤匡通
六月××日(水)
 昨日三時に派遣会社に電話したら、「明日仕事薄いんですよ。」と言われた。五月から六月にかけて十日以上現場に出なかったので今頃になって干されるかと思ったが、営業をかけてどうにか仕事を取ってきたらしく僕の首はつながった。
 今日は一日ホントに雑用といった感じで現場の片付けをして、挙句の果てに現場の外の草むしりまでやった。監督も時間調整と認めている。会社からは「仕事もらって来て下さい」と言われているが午後丸々時間調整する現場に翌日の仕事はない。おまけに相方は五時になったら監督にも僕にも何も言わずに帰った。この場合の「何も言わず」は作業終了の報告がないことを含んでいる。定時で上がるのは正しいが、彼の場合は監督が知らないうちに帰ってたと言われかねないのでまずい。日報のサインはどうせ僕がもらうから「じゃあお先に」ってことなんだろうが、僕にも何も言ってないのだ。当然一事が万事で、マイペースに仕事をしておられた。・・・まあ、いろんな人がいるからなあ。
 今日も「明日仕事薄いんですよ。」と言われている。今日は五時を過ぎても仕事は出て来ないようだ。もう七月になるってのにどうなっている?今月一体何日働いたんだか。賃労働じゃないところでフル稼働したような気もするが。
 せっかく近くまで来たんだから電車に乗ってなごみ堂に寄って行こうかと思ったが、会議に間に合わなくなると思い直した。面白い本がある店なんだけど行く機会がない。まあ、金もないけどな。