茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

アンダークラスとは誰のことか  東京ハローワーク非正規職員組合の行光さんに聞く

アンダークラスとは誰のことか  東京ハローワーク非正規職員組合の行光さんに聞く

12月18日(日)14時〜16時
土浦市亀城プラザ 第二会議室(JR土浦駅下車徒歩15分)
お話 行光誠治さん(元東京ハローワーク非正規職員組合
参加費 500円
主催 茨城不安定労働組合
連絡先 090−8441−1457(加藤) 

 景気回復の実感などないままアベノミクスは終了しつつある。過労死、過労自殺は当たり前の出来事になり、ブラック企業と言う言葉は定着、大学新卒でも正社員になれないことは当たり前となっている。 一億総中流、終身雇用なんて幻想はとっくに破綻、非正規労働者は二千万人を越え、労働人口の四割を越えた。アンダークラスとは「労働者」の下に形成された「労働者」からも搾取されている階級であり、非正規労働者の大部分が収まる。「労働者」の半分の年収で生活し、家族を形成することも困難な階級。それは私たちのことであり、あなたたちのことだ。
 公務員は安定した職業と言われ、それゆえにバッシングを受けてきた。しかし、その「安定した職業」のはずの公務員の中に非正規労働者が数多くいることが最近広く知られるようになってきた。ごみ収集や郵便、鉄道や電話といった仕事は公務員やそれに準ずる立場の人々が担っていたが、次々に民営化されていった。資本の論理に適さないからこそ公的に運営されていたはずなのに、それらの仕事は市場での競争にさらされ、労働者は社会の基盤を維持する仕事をきびしい条件の中で行うことを強いられている。今や公務員の三分の一が非正規であるということは、資本の論理がこの社会の基盤を支えるべき仕事すべてに浸食し、多くの人々が追い立てられている、この国の労働環境が根元から完全に崩れてし まっていることの象徴なのかもしれない。
  ハローワークの窓口で私たちと接している相談員の半数が非正規労働者だと言う。いったいどんな冗談なのかと思ってしまう。そんな職場で非正規労働者労働組合が作られた。名称に「非正規」をいれるかどうかで大もめし、それでも「非正規職員組合」と名乗っている彼らの歩みを聞いてみよう。