茨城不安定労働組合

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賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(373)学園古書センター閉店

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(373)学園古書センター閉店
加藤匡通
五月××日(土)
  最近覗いていなかったので近くで仕事だったこともあり、学園古書センターに行ってみた。学園古書センターはつくば駅からやや離れた、筑波大学寄りの、共有駐車場に面した小さなショッピングセンターといった場所にある。以前は同じ敷地にもう一軒古本屋があったと言うが、僕はその時代を知らない。駐車場の看板に一カ所だけ名前が残っていたが、学園古書センターは既にもぬけの殻、店舗募集の表示が出ていた。店内のきれいな店だったが店主が体調を崩したらしく、乱れ始めていたので不安だったんだが、そうかー、閉まったか。これで僕が来た頃から開いていたつくば市内の古本屋はブックオフを別にすれば全て閉まったことになる。ふるさと文庫、これからどこで探せばいいんだよ。
   と言うか、考えてみたら筑波大の周辺に学術書を扱う古本屋の実店舗は無くなったってことだよな?『サンディカリズムの思想像』なんてここでしか見たことないよ。衰退過程に入った国家にとっては文化なんてどうでもいいんだろうけどさ。