茨城不安定労働組合

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賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(常雇?)(397)思惑は外れるためにある

加藤匡通
一月×日(火)
 年が明けてまた設備部門の現場に入っている(年末も設備関係の現場だった。ブログに書こうとして、三分の二を書いて保存に失敗、一から書き直す気がなくなった。この部分はその反映である。)。派遣会社の設備部門は忙しいらしいな。設備部門は作業員の日当も違うのだから僕たちが設備部門に行く時には日当を上げてもらいたいもんだが、もちろん変わるはずもない。
 昨日今日と入っているが昨日はあまりすることがなく、早上がりになってしまった。本番は今日のコン打ちである。最初は昨日今日の二日コン打ちの予定で、だから二日手配されたのだがコン打ちそのものは今日だけになったものの手配は変えなかったらしい。いや、設備金あるなと毎度ながら思ってしまうよ。建築ならコンクリート打設がなくなった時点で間違いなく手配は取り消しにしてる。
  コン打ちはいつもの様にバイブのスイッチ係、この時期なんて寒いに決まってる。地下一階の四分の一程の広さの打設だが下の階まで繋がっている壁がやたらと深い。ここのコン打ちは七時八時までやってると聞かされたが、最後まで付き合うつもりはない。職長には残業は出来ないと伝えてある。夜会議なんだよ。そのあとは久しぶりで交流会に出るつもりで、カプセルホテルの予約も取った。
 だが、三時過ぎに派遣会社からの電話は翌日の現場を野田と言って来た。車で行って、最寄駅から現場まで人を乗せて行って欲しいと。朝、自宅に戻って野田に行く時間を考えると、都内に泊まるのは得策ではない。金も去ることながら、いつもと変わらない時間に起きることになる。それではゆっくり交流を楽しむ気になれない。仕方ないので会議が終わったら帰ることにした。秋になってから交流会を流し続けているのに。今回は大丈夫だと思ったのに!
  寒い中一日ろくに動くこともなく身体を冷やしまくったコンクリ打設は五時になっても終わらず、僕は設備の監督と交代して上がった。