茨城不安定労働組合

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賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(常雇?)(421)新「こんなひどい扱いは初めてだ」

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(常雇?)(421)新「こんなひどい扱いは初めてだ」
加藤匡通
十二月×日(月)
 五月末からずっと同じ現場にいるが、詰所事情はどんどん悪化している。人数が増えて設備のみならず建築もプレハブ詰所から溢れ出て現場内に簡単な詰所をもうけているが、空調の詰所など通路の一角に机と椅子を並べただけだ。しかも目の前はガラス扉でその向こう側はロングスパンエレベーター。完全に現場の動線である。なんでこんなとこを詰所にしたんだよ?
 今日などエレベーター屋が半日ぶっ通しで搬入をしていて十時の休憩も昼休みも扉は開けっ放し、当然風が吹き抜ける。もう十二月なんだぜ?「昼も搬入続けるんですか?」と嫌味で聞いたら平然と「ええ。」と答えやがった。僕たち空調屋が震えながら昼を食べている、その二つの机のど真ん中を荷物を載せた台車で通りながら、だ。これじゃ体なんか休まんないだろ!勘弁してくれよ。
「こんなひどい扱いは初めてだ。」君ならなんと叫んだろうかねえ。ちなみに「こんなひどい扱いは初めてだ」君は転職したのでもういません。