茨城不安定労働組合

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賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(常雇?)(429)潮来古書モールはとうになかった

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(常雇?)(429)潮来古書モールはとうになかった
加藤匡通
ニ月×日(日)
 龍ヶ崎の古書モールにまた行って来た。多分もう行く時間は取れないから今日で最後だ。買ったのは青木書店の『民衆運動史 近世から近代へ』全五巻など七冊。
 初めて行ったのは〇七年だろうか?茨城でなんのあてもなく、とりあえず学習会でもするかとビラを作って電話帳を見ながら図書館だの本屋だのに置いて回りだした時である。当時持っていた携帯はネットに繋がらなかったし、パソコンも自宅にはなかったので電話帳で調べるしかなかったのだ。電話帳で調べると当然にも閉店している店も載っていて、しかし現地に行くまではわからないのでつくばや牛久、水海道や龍ヶ崎をぐるぐる車で走り廻った。たまたま見つけられなかった古本屋に電話をすると、そこには店舗はないが龍ヶ崎のリブラで市を開いていると言われて行ってみた。最初に行った時は今より少し売り場面積は小さかったと思う。まさか常設だとは思わず、龍ヶ崎市内の他の本屋に行くついでに駄目元で二ヶ月後に次の学習会のビラを持って行ったら市は続いていたので大喜びして、年に数回行くようになった。
 今日の会計時に「潮来はまだやってますよね?」と聞いたら、「もうだいぶ前に閉めました。」と答えられてしまった。出店していた内の二軒の店主が亡くなり続けられなくなったのだという。潮来には一度行ったきりで終わってしまったか。
 県南にある大きな古本屋としてとあるムックに龍ヶ崎の古書モールと下妻のピノキオがつちうら古書倶楽部と共に取り上げられていたのは何年前だったろう。この三軒の中で残っているのは一番後にオープンしたつちうら古書倶楽部だけになってしまったな。