茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

茨城国体を問う連続学習会 茨城国体今昔物語 ―民主化・汚職・新天皇―

組合員加藤からの投稿です。
 
茨城国体を問う連続学習会    茨城国体今昔物語 ―民主化汚職・新天皇
 
8月11日(日)14時~16時半
竹園交流センタ大会議室竹園3-19-2 つくばエクスプレスつくば駅よりバス 竹園三丁目下車) 
  参加費500円
 主催 戦時下の現在を考える講座  連絡先 090-8441-1457(加藤)
 mail: under_the_war_regime@yahoo.co.jp
 
 九月から十月にかけて県内各地で開かれる国民体育大会に新しい天皇がやって来る。こうした行事への出席は、憲法に何の規定もなく、法的根拠もないが、多くの人々はこうした議論への関心を失っている。今回の代替わり自体、前天皇の「退位発言」から始まっているが、憲法によって天皇の政治的発言は禁じられている。しかしそのことはほとんど問題視されなかった今日、多くの人々が天皇制に何の疑問も抱かないのはあるいは不思議ではないのかもしれない。しかしそれでいいのだろうか?私たちには生まれた時から偉い人が必要なのか?
 高度経済成長は七十三年の石油ショックによってとどめを刺された。テレビの深夜放送が中止となり、街のネオンも消え、トイレットペーパーも消えると言う噂に人々は買い占めに走る。そんな中で行われた茨城国体は三百億かかったと言われ、同時期のオリンピックより豪華とまで言われた。戦陣訓を配布するような勝利至上主義、小学五年からの選手強化は子どもたちにも学校の教員にも重圧となる。そして宿舎建設汚職で現職土浦市長が逮捕され、期間中に竹田恒和馬術選手は交通死亡事故を引き起こした。これらはなぜか顧みられることのない茨城国体の一面だ。
   国体の弊害に対しては、六十年代から九十年代にかけてその職務上大きな影響を受ける教職員組合自治体労組を中心に国体民主化運動が行われていた。七十六年の佐賀では国体返上と言うスローガンが出るにいたる。茨城では茨城大学黒ヘルグループによる行動もかろうじて記録されている。しかしこうした歴史は今日忘れ去られている。
   これらを掘り起こしながら、目前の国体について考えたい。学校では今回も子どもたちが国体のために時間を割いている。新天皇のほとんど御披露目と言える行事に警察は過剰に反応しているとも聞く。県内にいても決して盛り上がっているとは思えない国民体育大会はなぜまだ続いているのか?

 
そして国体開会式当日には会場のひたちなか市にある笠松運動公園へむけてデモ!乞御期待!
 
この問題に関心のある方、共に考え、動いてみたい方は連絡を!
 
問い合わせ 090-8441-1457(加藤)
 
予告     928日(土)
茨城国体反対デモ 
天皇は茨城に来るな!天皇制は今すぐ廃止しろ!(仮)