茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

アンダークラスとは誰のことか 第七回 日大非常勤講師たちの戦い

連続学習会 アンダークラスとは誰のことか 第七回 日大非常勤講師たちの戦い 

 

11月23日(土・休日)14時〜16時

土浦市亀城プラザ 第二会議室(JR土浦駅下車徒歩15分)

お話 吹田映子さん(日大ユニオン)

参加費 500円

主催 茨城不安定労働組合   連絡先 090−8441−1457(加藤) 

  

アンダークラスとは誰のことか。それは私たちやあなたたちのことではないのか。

 

 私たちの生きているこの社会は非正規労働者がいなければ成り立たない。大学の講義もまた、多くの非正規労働者に担われている。大学非常勤講師は一コマにつきいくら、の給料だがこれは一回ではなく一か月分の講義のことなので、一コマ二万五千円なら一回六千二百五十円となる。ここには講義の準備や試験の採点などは含まれていない。それらを含めて計算すれば最低賃金を下回るだろう。そんな彼らが大学によっては講義の半分を行っている。専任の教授との年収差は五倍から十倍だと言う。

 だが、いくつもの大学で非常勤講師たちは声を上げてきた。労働組合が結成された大学もある。日大もその一つだ。非常勤講師の大量雇い止めに対し交渉を重ね、二〇一八年六月には組合側が提訴に踏み切った。今は和解に向けて進展している最中である。

 今回はその渦中の、日大ユニオンの吹田映子さんに話を聞く。この日は勤労感謝の日だそうだが、もともとは新嘗祭、私たちアンダークラスに誰が感謝などするだろうか?

 

 アンダークラス  「労働者」の下に形成された「労働者」からも搾取されている階級。非正規労働者のかなりの部分が含まれる。「労働者」の半分の年収で生活し、家族を形成することも困難な階級。