茨城不安定労働組合

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日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(一人親方)(464)つくばみらい市プレミアム付き商品券

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(一人親方)(464)つくばみらい市プレミアム付き商品券
加藤匡通
六月××日(日)
  つくばみらい市が「プレミアム付き商品券」と言うのを売り足した。五千円で買えば七千円分の買い物が出来る商品券だ。使えるのは市内だけ、本屋も映画館もレンタルDVD屋もないつくばみらい市では食材を買うのが専らになると思うが、それは僕の場合で、外食に使ったり他にも使い道はあるのだろう。他の市町村でも同じ様なことをしているらしい。つーかこれ国の政策か。新型感染症対策だよな。
 去年、消費税が十パーセントになった時も同じ様な商品券販売していて、こっちは「プレミアム付商品券」と言う。名前で区別はほぼつかないが、それは問わないでおく。増税のダメージを緩和しようとしたらしい。四千円で五千円分の買い物が出来る、ささやかな緩和策である。対象は住民税の非課税、つまり収入が少ない世帯と乳幼児がいる世帯。ここでも世帯主義が、とは今更なので問わないで(以下略)。
 今回もその延長だと思っていたので、新聞折り込みの広報を読んだら何の制限もかかっていなかったので驚いた。該当者には葉書が届くとあって、数日で本当に葉書が来たのでさらに驚いた。市税滞納は除外じゃないんだ!
  しかしこの手の商品券は消費刺激策であって、経済的に困窮しているものへの支援策ではない。あ、そもそも困窮者支援じゃないのか!まあいいや、そのまま書いちゃえ。
 十五年に「プレミアム商品券」が販売されたけど、これは何対策だったっけ?名前で区別が本当につかないがそれは(以下略)。この時、僕は買えなかった。いくら得だとわかっていても、そんな出費をする余裕なんてなかったのだ。自転車操業の日雇派遣、目の前の必要な買い物で現金が消えていくのに商品券なんてどうして買えようか、いや買えない(反語)。去年の「付商品券」を本当に必要としていた人たちが買えたのかどうか。千円お得と言われても、そんなもの買う余裕なんて多くの人にはなかったんじゃないのか?
  今の僕は「付き商品券」を買う余裕が出ている。広報を見ながら母と相談をしていた。最早アンダークラスとは言えないだろうと思う。
  それで今日、「付き商品券」を買いに近所のカスミと言うスーパーへ行った。日曜午前は買い物をする時間となっているので、いつも通りまずうおまつに行ってその帰りにカスミに行ったのが十一時頃だった。市内五か所の販売所はすべて売り切れと出ていて、次回販売の予約をしていた。えーとこれは、生活に困ってる人が多いってことじゃないんだよね?
  ところでプレミアムフライデーってまだあんのかな?