茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(一人親方)(471)制度も役所も使うためにある

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(一人親方)(471)制度も役所も使うためにある
加藤匡通
八月×日(土)

 七月は十三日しか働けなかった。日雇派遣時代、それも設備に移る前だったら本当に干上がっている。今だっていろいろ考えざる得ないレベルだ。

 昨日、何か手はないのかと相談をしに行った。結論として、新型感染症にともなう経済支援策は僕にはほぼ使えないことが判明した。独立自営のための制度のはずの持続化給付金も無理。一人親方の多くは僕と似たようなものだと思われるが、持続化給付金は使えているのだろうか?友人の中には、雑収入の要件が緩和されてどうにかなったと思ったがはねられた者もいる。しかし、一週間前に組合の企画で新型感染症で生活に困った時に使える制度について説明したが、自分に使えるものがないとは実に笑える。

 今回大幅に条件が緩和された社会福祉協議会の緊急小口資金はどうにかなりそうで、申請は本当に簡単だった。会社を廃業した直後に借りた時とは大違いだよ。ただ、もともとは二週間で支給されていたが、件数の増加に事務処理が対応できないらしく、入って来るのは一か月以上後だそうである。その間に仕事が適当にあることを願うよ。

 ちなみのその緊急小口資金、僕のいるつくばみらい市で二百件申しているんだとか。人口五万に満たないつくばみらい市ですらこうなのだから、全部で一体何人が申請するんだか。

 日雇派遣時代の友人によると、緊急事態宣言の時期に仕事がなかった人には六千円支給されていたらしい。休業手当は出ていたのだ。常雇なんだから当然なんだが、有給休暇はまだ寄こさないと言っていたので、労基にタレこんじゃえよと言っといた。いいじゃん、どうせ役員は従業員とは桁が違う報酬もらってるんだし。