茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

コロナ状況下で働く人の権利 学習会・相談会

コロナ状況下で働く人の権利 学習会・相談会

6月12日(日) 13時30分~16時30分

常総生涯学習センター 創作室2常総市天満町4684 関東鉄道常総線水海道駅徒歩九分)

13時30分~ コロナ状況下で働く人の権利 学習会 講師 加藤匡通(茨城不安定労働組合 執行委員長)

14時30分~ コロナ状況下で働く人の権利 相談会

参加費 無料

主催 茨城不安定労働組合 連絡先 090-8441-1457(加藤)

*コロナに関係ない相談も受けつけます。

 

学習会と相談会の二本立!

厚生労働省の発表によれば新型コロナウイルスの影響で解雇や雇止めにあった人は12万人を超えたそうです。解雇や雇止めまでいかなくとも、収入が減った人は多いでしょう。世界的にも、リーマンショックを上回る経済的な打撃だといわれています。企業はその打撃の痛みを、労働者に向けました。その結果の12万人です。

そんな中でも、有無を言わさず真っ先に切り捨てられるのが、私たち非正規の不安定労働者です。私たちは多くの場合孤立していて、会社の言い分に反論もできず泣き寝入りしがちです。そんなとき、力になるのが労働組合です。労働組合は、労働者が自分たち自身の手で自分たちの問題を解決するための集まりです。自分たち自身の力で、会社と交渉をして、一つ一つ問題を解決していきます。

会社から解雇や雇止めを一方的に告げられているあなた。収入減の補償は一切ないといわれたあなた。パワハラをされているあなた。会社の言い分に納得できないのなら、いえ納得はできてもやっぱり大変だ、それでは私の生活ができない、と思うなら、相談してください。もちろん新型コロナウイルスとは関係のない相談も大丈夫です。

私たち茨城不安定労働組合非正規労働者を中心とした労働組合です。相談に来た方と共に問題を解決していきます。 また、当日はコロナ状況下で私たちが知るべき労働者の権利や制度的なことなどの学習会もやります。

なお、感染症の拡大状況によっては会場使用ができない場合もあり得ます。詳しくは連絡先電話までお問い合わせください。

五月の電話相談

茨城不安定労働組合では月2回、第二第四水曜に労働相談を行っています。
解雇された、給料が払われない、休みがとれない、嫌がらせをされている、入ってみたら条件が違う、と言った労働相談から、解雇されて金がなくなり家賃が払えない、既に部屋を出されている、生活費がないと言った生活相談まで、正社員、アルバイトなどを問わず受け付けます。自営業、管理職でも大丈夫です。まずはご相談を。

 

五月の相談会は下記の通りです。

第一回相談会 5月11日 水曜日 20:00〜22:00

第二回相談会 5月25日 水曜日    20:00〜22:00

相談電話番号 090-8441-1457(加藤)  

電子メール ibarakifuantei@gmeil.com

 

昨年四月から当分の間、組合事務所での相談を中止し、電話相談そのものは上記の携帯電話でこれまでと同じ第二第四水曜日の20-22時の時間帯で継続します。(携帯電話への相談はいつでも受けつけています。お急ぎの時は労働相談日を待たずに電話してください。)

電子メールでの相談も随時受け付けています。

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(日雇派遣)(529)求められているのは機械、歯車

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(日雇派遣)(529)求められているのは機械、歯車
加藤匡通
四月××日(金)
 さらに別の派遣会社に登録、と思ったがあまりいい条件の会社が見つけられなかったので、また倉庫に行くことにした。募集していた三月後半は繁忙期だったので時給で二百円増しだったが今月は通常通り、一日一万を越えることはないだろう。

 ブランド物の流通倉庫に行き、一日ひたすら段ボール箱を組み立て、別の日には段ボール箱を潰し、また別の日にはタグを取り付ける。付けてるタグの金額見てびっくりした。こんなちっちゃくて何も入らないバッグがそんなにすんの!そんなことを思う余裕はあるものの、一日本当にそれしかしてない。文字通り脇目も振らずにただそれだけをこなす。

 かと思えば大手スーパーの流通倉庫でひたすらスポーツ用品を段ボール箱から取り出す。こっちは多少作業に幅があって、段ボール箱片付けたりとかあって、ブランド物より楽だった。

 流れ作業の工場で働いたことはないが、こんな感じなんだろうな。あるいは刑務所の作業か?いや、あっちの「文字通り」は比喩になってない。脇を見たら懲罰が待っている。チャップリンの『モダン・タイムス』を思い出した。ここで働いている現場の人間はみんな歯車だ。『ノマドランド』の物流倉庫は僕が働いた倉庫よりは人間的に見えるけど、本当のところはどうなんだろうな。

 そろそろV社の仕事が戻ってくると社長は言ってるけど、期待すると外された時痛いからなあ。

 

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(日雇派遣)(528)糠喜びは繰り返される

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(日雇派遣)(528)糠喜びは繰り返される
加藤匡通
四月×日(水)
 V社の仕事は三月末の四日間だけあった。一日母の通院で休むと伝えたら、休む予定の日から仕事はなくなった。他の業者に廻ったそうだ。通院日をずらして出られるようにしたが意味はなかったか。通院予定だった月曜に電話を待っていたがかかって来ないので五時過ぎてかけたら「ごめん、他の業者が今週は入る。」と言われた。それは昨日からわかってたんじゃないの?なんでもっと早く教えないかなあ。早くに言ってくれれば他の仕事探せたかもしれないのに。もっとも、そんなに切羽詰まってるとは思ってないか。
 事務所移転や倉庫作業はあまり嬉しくないので短期のバイトを他に探すことにした。

  ネットカフェで短期・日払いを条件にして仕事紹介サイトを見て、散々迷った挙げ句に配送助手に応募した。仕事紹介サイトは紹介しているだけで、連絡は一旦そのサイトを経由してするものの、結局は直接しなければならない。なんか二度手間だな。配送助手の仕事と言っても応募した会社は派遣会社だ。
 ネットカフェでの作業を済ませての帰り道、会社から連絡が来た。が、明日はもう埋まっていると言われた。ああそうですか、やっぱり前日夜じゃ無理ですよねそうですね。取り敢えず電話をかけてきた会社に登録してくれと言われ、ネットカフェに引き返した。これでどうにかしのげる、と安堵しつつ手続きを始めようとしてすぐに気付いた。スマホ使用が前提になってる。なんだ、また糠喜びか。
 今度はスマホでの手続きのなさそうな仕事を探す。そうするとやっぱり建築現場系の派遣会社になる。馴染みがあるからむしろ気は楽だ。それでもやっぱり色々悩んだ末にパソコンで面接の予約まで漕ぎ着けた。
 日雇派遣で毎日違う現場に行って関係を一から作るのはあまり苦にならない。最悪その日一日我慢すればいい。だが会社となると例えそれが派遣会社であっても、今回はほんの腰掛けのつもりとは言え、ある程度長期を覚悟しなければならない。と言うか、僕は腰掛けのつもりの日雇派遣に二十年以上いたのだ。もう新しい環境に身を投じるのは、小心者の僕にはちょっとしんどい。
 翌日、午後イチで都内の事務所で面接を受ける。健康診断が必要と言われてすぐその会社が契約している近くの医者に行き、事務所に戻ってさて明日はと聞いたら今週は仕事がないと答えられた。「嘘だろ、ベスさん。」いや相手はベスみたいな重責を担っちゃいないが。また糠喜びかよ。
 さらにまた別の派遣会社に登録しなきゃ駄目か?これも罰ゲームなのか?でも何の?

コロナ状況下で働く人の権利 学習会・相談会

コロナ状況下で働く人の権利 学習会・相談会

4月17日(日) 13時30分~16時30分

土浦市亀城プラザ 第2会議室(土浦市中央2-16-4 JR土浦駅から徒歩十分。または西口からバスで「亀城公園前」下車)

13時30分~ コロナ状況下で働く人の権利 学習会 講師 加藤匡通(茨城不安定労働組合 執行委員長)

14時30分~ コロナ状況下で働く人の権利 相談会

参加費 無料

主催 茨城不安定労働組合 連絡先 090-8441-1457(加藤)

*コロナに関係ない相談も受けつけます。

 

学習会と相談会の二本立!

厚生労働省の発表によれば新型コロナウイルスの影響で解雇や雇止めにあった人は12万人を超えたそうです。解雇や雇止めまでいかなくとも、収入が減った人は多いでしょう。世界的にも、リーマンショックを上回る経済的な打撃だといわれています。企業はその打撃の痛みを、労働者に向けました。その結果の12万人です。

そんな中でも、有無を言わさず真っ先に切り捨てられるのが、私たち非正規の不安定労働者です。私たちは多くの場合孤立していて、会社の言い分に反論もできず泣き寝入りしがちです。そんなとき、力になるのが労働組合です。労働組合は、労働者が自分たち自身の手で自分たちの問題を解決するための集まりです。自分たち自身の力で、会社と交渉をして、一つ一つ問題を解決していきます。

会社から解雇や雇止めを一方的に告げられているあなた。収入減の補償は一切ないといわれたあなた。パワハラをされているあなた。会社の言い分に納得できないのなら、いえ納得はできてもやっぱり大変だ、それでは私の生活ができない、と思うなら、相談してください。もちろん新型コロナウイルスとは関係のない相談も大丈夫です。

私たち茨城不安定労働組合非正規労働者を中心とした労働組合です。相談に来た方と共に問題を解決していきます。 また、当日はコロナ状況下で私たちが知るべき労働者の権利や制度的なことなどの学習会もやります。

なお、感染症の拡大状況によっては会場使用ができない場合もあり得ます。詳しくは連絡先電話までお問い合わせください。

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(日雇派遣)(527)引っ越しで潰れる

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(日雇派遣)(527)引っ越しで潰れる
加藤匡通
三月××日(土)
 V社の社長が月曜から現場がある、定期も買っていいと電話して来た。どこまで真に受けて良いものか。しかしこれで月末まで派遣会社に出て現金を手にする予定はパーになった。金が入って来るのは四月の第二週か。もう金がないので現金が欲しいんだが、うーむ。
 派遣会社の仕事、今日は引っ越しだ。朝八時四十五分に事務所集合、その後の移動も短距離。朝が遅いとその分眠れるから嬉しい。しかしその後は地獄だった。
 派遣会社からは三人、一人は引っ越しの出来るベテランで僕より年上、一人はそれなりに現場経験のありそうな僕よりは若い者、僕、である。

  現場周辺には三階建ての賃貸アパートが多い。どれもエレベーターはない。現場もその中の一つで、家族四人が転居してきたのだ。四人分の荷物!びくびくしながら待っていると、荷物は二トントラックが一台に四トントラックが一台。三階まで運び込むのだと言う。どうなることかと箱型トラックの荷台の扉を開けてみると、四トンのほうはスカスカ、二トンも七割入ってないくらいでちょっと安心した。車に目一杯だったら身体が保たない。

 四トンの運転手は荷下ろししかせず、荷物を運ばずとっとと帰るのを唖然として見送る。引っ越し会社の二トンの二人と派遣会社の三人でリレーしながら全部運ぶのだ。多少持ち辛い物はあるものの、極端に重い荷物はない。家族四人にしては荷物も少ないと思う。引っ越しとしては楽な方なのだろう。だが、僕には全く楽ではなかった。

 階段を何度も上り下りをしている内に、腕にも脚にも力が入らなくなって来る。本当に最初の頃だけ階段でリレーが成立したが、段々僕が運ぶ距離が短くなって行き、引っ越し会社から交代を命じられる。しばらく平地の中継をしていたが、そのうち階段で受け取る者が荷物を部屋に分配するのに忙しくなり、また階段に戻る。全身汗でびっしょり、息は上がっている。マスクをしろと言われ、苦しくなってずらしていたマスクを口元に戻すと汗でぴったり口に貼りついて息が出来ない。階段を上るのがかなり苦痛になって来た。三階まで何度か休まないと登れない。こんなにきついのは初めてだ。現場作業で作業員がこんな状態だったら間違いなく休ませてる。

 運び込む作業は途中で一度十分ほどの休憩があったものの、二時間半で終わった。開始が十時だから十二時半終了だ。僕より若いもう一人も僕ほどではないがかなりへたばってる。ベテランは引っ越し屋同様に涼しい顔で、こっちをしょうがねえなって見ている。携帯についてる万歩計を見ると、この二時間半だけで一万歩を軽く越えていた。これで膝が痛み出したり、あと一時間も続いていたら本当に潰れている。もっともベテランからしたら潰れてた様なもんだろう。

 作業は終わり駅に向かうも、出来ればどこかに腰を落ち着けたい。歩くのも辛い。息は上がりっ放しだ。途中のコンビニにイートインはなく、仕方なく駅まで歩き、駅前の商業施設に座るところを見つけてへたり込む。動きたくないし何も出来ない。

 三時過ぎに派遣会社の事務所に行き、一万一千二百六円を受け取った。時給換算なら割はいいと言えるのかもしれない。でも、二十年前ならともかく、僕にはもう引っ越し無理だな。

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(日雇派遣)(526)通販、使いたくないなあ

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(日雇派遣)(526)通販、使いたくないなあ

加藤匡通

三月××日(水)

 昨日仕事の確認の電話を派遣会社に入れると、「倉庫なんですけど事務所移転と同じ額出すからどうですか?」と聞かれた。事務所移転、引っ越しは倉庫作業よりやや金額が高い。物は試しだ、行ってみよう。倉庫作業は二十五年振りか。前はトラックからひたすら手で荷下ろしをしたっけか。

 朝、派遣会社の事務所で待ち合わせて計三名で移動、現場最寄り駅からバスと聞かされ交通費の心配をしたが企業バスだった。企業バスなんて乗ったことない。

 巨大な物流倉庫のごく一部が作業場所だった。通信販売の発送、詳しく言うと商品を大雑把な地域ごとに仕分けしてパレットに積み、配送業者のトラックに乗せる作業である。伝票の番号を見て仕分けをするんだが、説明されてもとても覚えられない。ちなみに説明しているのも同じ派遣会社で、仕分け積み込みは派遣会社が行っている。業務として請け負っているのかはわからない。この日は派遣会社が五人。職長と思しき人は今日の新人三人を端から当てにしてない、と言うか小馬鹿にしている節がある。見返す気なんかないのでどうでも良い。

 作業は九時開始、休憩なしで一時まで作業、一時間昼休みをとって二時から五時半まで休憩なし。午後は四時頃から暇になって来たものの、一時まではずっと動きっ放しだった。パレットに電子レンジを手で積み込み、そのパレットをハンドリフトでトラックの前に動かし。ハンドリフトを一日使ったのは久しぶりだ。これが工事現場なら手が空いたらハンドリフトに乗って遊んだりするんだが、とてもそんな余裕はない。あってもやってたら怒鳴られてたろう。ハンドリフトを動かすのが遅いと言われたが、素人に何を期待している?携帯は持ち込み禁止だったので、万歩計で数えてはいないが一万歩じゃ利かないだろうな。

 商品を用意して伝票を貼り、僕たちに渡すまでは通販会社の仕事だ。彼らも別に通販会社直雇用の正社員なんかじゃないだろう。だが彼らは昼は十二時には取り、三時もしっかり休んでいる。こっちがてんてこまいでも手は出さない。そんなもんだろ。

 物流倉庫を作りに行ったことは何度もある。最近だってV社の仕事のいくつかは物流倉庫だ。だが、中でこんな風に働いているとは知らなかった。今やテレビでもラジオでも、もちろんネットでも通販は大流行、テレビとラジオは多分通販会社がスポンサーにならないと立ち行かないところまで来てる。だが僕はひねくれ者なので、通販にいい印象を持っていない。倉庫に行ってますます悪くなった。エッセンシャル・ワーカーとかカタカナでよくわかんないこと言ってるけど、拍手なんかしなくていいから給料増やせよ、人手増やせよ。新型感染症の中、多くの人が外出しなくても生活出来たのは誰のおかげなんだよ。

 くたくたになって帰ろうとしたら、企業バスは出た直後で次は三十分後だと言う。駅まで三十分歩いた。さらに疲れた。試したからもう倉庫は行かなくていい。僕には辛い。

 事務所で給料を受け取る。一万二千七百三十五円だった。交通費を引いても一万円強残った。