茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

七月の労働相談

 

茨城不安定労働組合では月2回、第二第四水曜に労働相談を行っています。
解雇された、給料が払われない、休みがとれない、嫌がらせをされている、入ってみたら条件が違う、と言った労働相談から、解雇されて金がなくなり家賃が払えない、既に部屋を出されている、生活費がないと言った生活相談まで、正社員、アルバイトなどを問わず受け付けます。自営業、管理職でも大丈夫です。まずはご相談を。
七月の相談会は下記の通りです。

第一回相談会 7月10日 水曜日 20:00〜22:00

第二回相談会 7月24日 水曜日 20:00〜22:00

電話番号 029-875-9289(日中は不在です。また、仕事を終えてから事務所にむかうため、もしかすると八時に間に合わないかもしれません。その際は何度か電話していただくか、下記の携帯へ電話してください。なお、下記の携帯電話への相談はいつでも受けつけています。お急ぎの時は労働相談日を待たずに電話してください。)

     090-8441-1457(加藤) 

会場 土浦市中1184−51 自由と生存の家・茨城 一階 茨城不安定労働組合事務所

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(常雇?)(440)絶賛有給休暇消化中

賃金奴隷な日々  日雇派遣日記(常雇?)(440)絶賛有給休暇消化中
加藤匡通
六月××日(土)
    転職することにした。同業他社なのですることはあまり変わらないはずだ。ただし、日雇派遣とは全く言えなくなる。まあ、これまでも名乗れない期間は長かったんだがな。また一人親方に戻るのだ。
    今の派遣会社とは、とうとう縁が切れる。会社が社会保険に加入した段階で日雇から常雇化が図られたが、それは会社に登録していつでも好きな時に働ける状態ではなくなることでもあった。社会保険を払う関係で月最低十七日の出勤が求められのはともかく(それが嫌なら日雇のままで社会保険は掛けられない。但し出勤日数は月に八日までとなる。)、いったん会社を離れて他の仕事に就くと常雇は解除されることになる。いや、一般企業なら当たり前だろうが、日雇派遣だと登録抹消を自分から言い出さない限り、何度でも戻ることが出来た。だから僕は転職しようとしては失敗しても同じ派遣会社で働き続けられた訳だが、それも今回で最後だ。足掛け十五年を越える、いや長かった。事実上、と言うか本人の意識の中でも派遣会社を辞めることになる。
    辞めるに当たって、前から取りたかった有給休暇を要求してみた。何年か前に事務所で手配の者に面と向かって言ったら、次々に上役が出て来て数日後に社長から「加藤さん、法律で決まってるからどうしてもって言うんなら出しますけど、お仕事紹介出来なくなりますよ?」と応えられた。社長ったって僕より十近く年下だが、年収は一千万を越えている。お前そんなこと社長が真正面から言って、出るとこ出たらお前の負けになるの分かってんのか!録音しときゃよかったぜ。だが日々の僅かな現金収入をふいにして正面から戦える筈もなく、検討しているとの言葉に引き下がったのだ。
    もちろん検討なんかしている筈もなく今に至るも僕がいた派遣会社で有給休暇は制度化されていない。今月の安全大会で話が出るとも聞いたが、結局そのままになっている。制度化されなくとも取れるのが筋だが、一人で交渉すれば鼻先であしらわれておしまいなのは書いた通りだ。なら辞める時にまた蒸し返してやろう、と思っていた。が、今度は話をして数日の後に設備部部長から電話があり、あっさり通った。「まだ制度を作っててないから誰にも言わないで下さいね。」と念を押されたので、期待に応えて何人かに伝えたさ。
  もっとも、取れたのは五日だけだ。労働基準法では最低でも十日のはずだが、働き方改革関連法は最低五日を義務化としたので有給休暇の最低日数は五日に切り下げられた。これはその成果である。首相御自ら春闘で賃上げを主導しておきながら、どうしてこういう中途半端なことをするかね?・・・尻馬に乗っといて言えることじゃないか。十日欲しけりゃちゃんと戦え、と。
  ついでに言えば社派遣会の正社員たちには制度としての有給休暇は定められているものの、全く取得できる環境ではないそうだ。残業代も出ないと聞いている。現場で若い社員を見つけては、君たちが有給取らないとこっちには有給なんかいつになっても回って来ない、と発破をかけてたものの、多分まだ誰も有給休暇を使っていないのだろう。使えない有給なんて絵に描いた餅だ。絵に描いた餅はそれでも見て楽しむことができるが、使えない有給は全く役に立たない。
  最初に勤めた、と言うか唯一正社員として働いた映画会社は福利厚生はちゃんとしていたが、土日の映画会が中心的な仕事だったのでその分の代休を消化するのに手一杯でとても有給を取るところまで行かなかった。それどころか代休を四十日以上残して退職している。もったいないことである。なので、実は人生初の有給休暇なのだ。
    と言うことで只今有給休暇中である。前からやらなきゃと思っていた調べ物をしに、毎日水戸の県立図書館に通っている。新聞のマイクロフィルムとにらめっこだ。朝九時の開館から夜八時の閉館まで図書館にいたなんて、一番図書館に通っていた小学生の頃だってしたことない。いやあ、楽しいなあ!これがリア充か!

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(常雇?)(439)ピットで『インターナショナル』を歌う

賃金奴隷な日々  日雇派遣日記(常雇?)(439)ピットで『インターナショナル』を歌う
加藤匡通
六月×日(金)
    二ヶ月強通っている現場も終盤に入っている。派遣会社から来ているみんなは空調機器の清掃だが、僕は空調の監督について場内の仮設材回収だ。機械の拭き掃除なんかごめんなので自ずから回収に志願している。
    二年やっていた現場なので、空調JVだけでもかなりの量の仮設材を使っているが、基本的には全部リース品だ。しかしリース品にも関わらず、相当な数が回収出来ていない、つまり行方不明になっている。見つからなければ買い取りだが、買い取ったって紛失に対する買い取りだからJVは出て来なければ丸損にしかならない。探し廻ってようやくその額は一千万を切ったと言う。そんなにあるのか!とびっくりする訳だが、必死になっているのは一人の監督だけだ。この空調JVはどうなっているのかと思わなくもない。その監督と場内を歩き、仮設材を見れば近づいてリース会社を確認して廻っている。
    今日は仮設材の回収でピットを見ている。場内の大抵の場所は何度か廻っていて、新しく出てくる可能性は低い。マンホールの中はまだ覗いていなかったので葢を開けて中に潜って確認しているのだ。本来は危険作業でピットに入る前には酸素濃度を測ったりしなければならない作業だが、今回は大幅に簡略化してある。結構水が貯まっているところもあるので長靴を履いている。前に書いたがピット内清掃は大好きだ。しかし今回は作業らしいことは何もない。蓋を開けて、入って、何かあれば確認して終わり。面白くない。
    ピットに潜っても収穫は少ない。仮設材はほとんど見当たらない。他の業者との兼ね合いで潜れないピットもある。監督は忙しいので途中からは派遣会社の同僚と二人きりで行うことになった。僕が潜る役でもう一人は地上での見張り役だ。今日潜れるピットの数もそう多くはなく、あまり手順よくやっていくとかなり早く終わってしまい掃除に廻されてしまう。どこかで時間をつぶさねば。
「酸欠で倒れたらすぐ助けに来てくださいね!」ピットの中で僕が大声を出す。「いえ、入りません!」これは正しい回答で、すぐ助けに入れば二重遭難の可能性が極めて高いので、救助隊を待つことになっている。「えー、助けてくださいよ。死んじゃいますよ。仲良くピットで心中しましょうよ。」「加藤さんと心中する気はありません!」「えー、誰ならいいんですか?」「教えません!」
    ピットはコンクリに囲まれた狭い空間なので、音はよく反響する。中から声をかけても反響しまくるので聞き取れないことも多い。水もあるし、風呂場みたいなもんだ。暑い地上からピットに入るとひんやりして気持ちいい。
    「ちょっと歌歌っててもいいですか?」「ご自由に。」許可が出たので歌ってみた。おお、よく響く。調子に乗って何曲か歌うがクレームはこない。当たり前だ。そんなに大きな声なんか出してない。歌、と言ったって僕が歌えるのは十代で聞いていたアニソンと革命歌しかない。しかしピットの中で小声で『インターナショナル』を歌っても誰にも届かないのだった。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(常雇?)(438)『ブラック・クランズマン』を見逃す

賃金奴隷な日々  日雇派遣日記(常雇?)(438)『ブラック・クランズマン』を見逃す
加藤匡通
五月××日(水)
    見損ねていたスパイク・リーの『ブラック・クランズマン』を帰り道に立ち寄れる映画館で上映していると気付いた。携帯電話で劇場や上映時間の検索がまともに出来なくなってから、見逃す映画が増えたような気がする。スパイク・リーは久しぶりだ。月曜から今日は見に行こうと楽しみにしていた。
    相変わらず空調機器の清掃で、やる気にならないことおびただしい。こんなのきれいにならねぇよ、と毒づきながら汚れ落としのスプレー噴いてウエスでごしごし。うーん、きれいにならない。
  来月に入ったら遠征しなければならないのだが、なかなかスケジュールが決まらない。遠征のための段取りを考えていたら、今日ネットカフェで作業をしないと間に合わないと気付いた。いや、今日作業してなおかつさらに木曜はまた別の作業をネットカフェでしなければならず、木曜は別件で十時くらいまで宴席にいるので、なんだネットカフェに泊まりじゃねえかよ!そこまでしてるんだから今夜は映画を見ても、と何度か検討したものの、やっぱり今夜作業しないといろんなことが間に合わない。
    うーん、また映画見逃すのか。映画と運動だと運動を選んで、結果見逃した映画がどれだけあることか。嬉しくないなあ。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(常雇?)(437)「あんたたちすごいよ。けどさ、他にすることないの。」

賃金奴隷な日々  日雇派遣日記(常雇?)(437)「あんたたちすごいよ。けどさ、他にすることないの。」
加藤匡通
五月××日(火)
    最近は現場で休憩中にビラだのの文章を書いている。もちろん詰所で書いているのだ(そーいや詰所を休憩所と言い換えろと言う話はどこへ行ったのだ?)。現場の近くに休憩時間に行けるような喫茶店もないし、何より余裕がなくなっている。帰りはネットカフェに立ち寄って入力にあてたいとなると、現場で書くことになる。自宅のパソコンは調子が安定しないし、昔から文章書きはレジュメも含めて自宅だとまるではかどらない。
    当然、奇異の目でみられる。そもそも詰所で新規入場者教育やKY(危険予知である。小学生レベルだ。)、あるいは図面に書き込みをする以外に何か書き物をしている者なぞいないのだ。この前は読んだ本のレポートを書いているのかと聞かれた。流石に学習会のレジュメは詰所では切らない、いや切れない。ずっと本をめくりながら書くことになって煩わしいし、何だか試験勉強でもしてるみたいで嫌だからだ。なので違うと答えたが、建築現場で原稿用紙に書き物をしている奴など何を書いていようが同じようなもんだろう。ビラや運動の報告を書いていると正直に答えたらドン引きされるとは思うが。件の質問者からは副業と思われたらしい。金は入って来ない、出ていくばっかりだが似たようなもんか。ただ、副業は賃労働の方にしたいな。
    奇異の目で言えば、現場で少女漫画を読んでいても奇異な目で見られる。建築現場ではなぜか漫画の単行本を読んでいる姿を見かけない。しかし現場労働者の多くは少年誌や青年誌は読んでいる。習慣として消費して終わりということだろうか?現場労働者の頭の中は大なり小なりマッチョで、日常会話で辟易することもしばしばだ(僕も他人からはそう見えるのかもしれない。自分の中のマチズモを解体しようと努力しているつもりだが、うまく出来ている自信はない。)。そこへ少女漫画の単行本を読んでいる奴が入ればド変態扱いだ。だが構うものか。
  読んでいたのは市東亮子の『エリュシオン―青宵廻廊ー』。トロイア戦争直前のアマゾーンの話で、面白く読んだが、多分打ち切られたのだろう、話は半分で終わってしまっている。ああ、この続きが読みたい。アマゾーンの国制についても結構描かれていて、そこも興味深い。トロイア戦争は半ば神話と化しているのであまり関心はないんだが、こういう風に扱われると興味も湧く。
 どうも漫画の世界で古代ギリシアはあまり人気がないらしく、ギリシアが舞台の漫画なんて数えるくらいしか浮かばない。ギリシア神話がモチーフ、まで広げれば数は増えるが『聖闘士星矢』に関心はない。(カイザーナックルを巡って龍極破やギャラクティカ・マグナム打ち合うのには付き合えないよ。これは『リンかけ』だけどさ。少年漫画読んでたのこのくらいまでなんだよ。)古代エジプトもそれなりに作品数はあるし、何より古代ローマは大人気だ。しかし何度も言うが僕はギリシアの後継文明としての関心しかローマにはない。世界帝国も征服戦争も、皇帝も元老院もどうでも良い。古代ローマに対しては『岩明均の『ヘウレーカ』にある「あんたたちすごいよ。けどさ、他にすることないの。」と言う言葉が一番しっくり来る。
 

ビッグデータがもたらす監視社会 G20デジタル経済・貿易会合への批判

組合員加藤からの投稿です。

ビッグデータがもたらす監視社会 G20デジタル経済・貿易会合への批判

日時 2019年6月8日(土)  

時間・場所  集会 14時から 

       つくば市春日交流センター大会議室(つくば市春日2-36-1 春日

       学園義務教育学校向かいつくばエクスプレスつくば駅よりバス 春日一

       丁目 春日二丁目下車)

お話 小倉利丸さん(盗聴法に反対する市民連絡会)

参加費 500円

 デモ 16時半から 会場からつくば駅周辺へむけて

 主催 戦時下の現在を考える講座 

連絡先090-8441-1457(加藤)

mail: under_the_war_regime@yahoo.co.jp

 

またつくばでやる?

二〇一六年のG7・科学技術担当大臣会合から三年、またつくばに各国閣僚級の集まる国際会議がやってくる。大量の警察官と検問、公共施設や公園からの締め出し、市民とは無関係な式典・イベント。そして抗議行動への刑事弾圧。前回G7つくば会合の成果なんてこんなものしか浮かばない。これらを勘案してもなお、つくば市には国際会議がいいものに見えるらしい。前回に続いて今回も経済効果が謳われているが、ほんとに効果あったのか?

G20ってなんだ? 

 G20は〇八年のリーマン・ショックへの対応から始まっている。従来の主要国(と自ら名乗っている)によるG8では対応しきれないので地域の大国に資金協力を仰いだものがG20である。いわばその場しのぎの危機管理だったはずが、いつの間にやらG7と同格の、世界の舵取りを考える集まりになっている。数は増えたがやっていることは同じ。一部の国が世界をどう自分たちに都合よく引き回すかの相談だ。首脳会議は大阪。つくばで行われるのはデジタル経済と貿易の担当大臣会合である。

デジタル経済?

デジタル経済とはITだのAIだのが中心となった経済活動のことだ。この分野ではアメリカのGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)といった巨大IT企業が世界で力を誇っているが、中国のBATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)も台頭してしのぎを削っている。これら巨大IT企業は世界経済の牽引車と見なされる一方で、独占・寡占状態が進むことによる弊害も指摘されていて、政府による規制が求められてもいる。今回のつくば会合では、その規制のあり方を含め、「信頼性のある自由なデータ流通、持続可能性と包摂性、人間中心のAI等」をテーマに話しあうら

しい。

ポイントカードはお持ちですか? 

巨大IT企業は購入履歴の他、無料の検索やSNSサービスを通じて、大量の個人情報をビッグデータとして蓄積している。最近はどこでも会計時にポイントカードの提示を求められることが多いが、提示すればその個人情報もビッグデータの一部になる。スマホ決済をすればもちろんそれもビッグデータの一部になる。私たちは目先の利便性や無料・ポイントのメリットに惹かれてやすやすと個人情報を渡しているが、そこに落とし穴はないのだろうか?

またつくばでやり返す!

各国政府は、デジタル経済を部分的には規制しつつも、基本的には経済成長の力として推進している。その先ある(すでにある?)のはビッグデータによる監視社会ではないのか?

集会では、監視社会の問題に詳しい小倉利丸さんのお話しを聴き、その後、つくば市内をデモします!

『国民体育大会の研究』を読む(後篇)

組合員加藤からの投稿です。

 

茨城国体を問う連続学習会    国民体育大会の研究』を読む(後篇)

6月11日(火) 19時から21時

つくば市立吾妻交流センター 和室(つくば市吾妻1-10-1つくばセンタービル4Fつくばエクスプレスつくば駅A3出口より徒歩3分)

テキスト  国民体育大会の研究 ナショナリズムとスポーツ・イベント』権学俊                        2006年   青木書店 読んでいなくても参加OK。報告者が報告します。     

参加費500円

主催 戦時下の現在を考える講座  連絡先 090-8441-1457(加藤)

mail: under_the_war_regime@yahoo.co.jp

blog: http://inwartimeinibaraki.hatenablog.com

twitter: https://twitter.com/against_war

敗戦の翌年から現在もなお続く巨大で特異な祭典の全貌

天皇・皇族の列席や「日の丸」「君が代」に象徴される国民統合機能、県民を巻き込む地域社会統合機能、また競技施設や道路建設などの開発主義的な役割...。その多様な性格を戦後日本におけるスポーツ政策の展開とともに描き出す。(帯より)

 今年九月二十八日から十月八日まで、県内全市町村で「いきいき茨城ゆめ国体」が行われる。しかしその全体像はよくわからない。花いっぱい運動とか、スポーツとどんな関係が?開催県が必ず優勝するシステムは?スポーツと縁のなさそうな天皇は、何しに来る?

国民体育大会について知るために、国体についてのまとまった研究としては多分唯一の本である『国民体育大会の研究』を読む。読みながら、そもそも国体とは何なのか、今の私たちに必要なものなのか、考えてみる。

 

連続学習会、八月には六十年代から八十年代に行われていた国体民主化運動と七十四年の茨城国体で発覚した汚職事件を取り上げる予定。国体期間中は国体に反対する催しを行う予定。

この問題に関心のある方、共に考え、動いてみたい方は連絡を!