2月28日、3月1日に全国で行われた「派遣切りホットライン」で、年末に派遣切りされ、筑西市の市営住宅に住む方からの相談がありました。その方は、結局、東京で生活保護を受給し生活の建て直しをすることができましたが、茨城に残る元同僚の多くが派遣切りにあっており、寮の退去期限が迫っていることなどから、気になって様子を見に行ったところ、一人の方が首を吊って亡くなっていたそうです。ほんの数日前の話です。
派遣契約の終了（解雇）→1ヶ月で寮の退去という流れを当たり前のようにに淡々と進める派遣会社に対し、多くの労働者はなす術もなく従い、生活費が尽き、仕事も見つからないまま展望を失って、命を落とすという最悪の事態です。
年度末に向け、ますます同じ問題がが拡大することが懸念されます。私たち茨城不安定労働組合とフリーター全般労働組合は共同で、本日（16日）筑西市の方からの情報をもとに、守谷市近辺の派遣会社の寮と思われるアパートに緊急ビラ入れ行動を行いました。駐車場には全国各地のナンバーが見られました。約300枚のビラを入れることができました。
仕事を失い、住居も失おうとしている皆さん。一人で悩まずぜひ組合にご相談ください。
＜ビラの概要＞
「派遣切り」「雇い止め」にあった方へ
昨年末からこの3月末に向け、多くの派遣会社や請負会社で解雇・雇い止めが行われています。
私たち“一人でも入れる・誰でも入れる”地域の労働組合では、多くの派遣切り・雇い止めにあった方からの相談を受け、解決に向けた取り組みを行っています。
「仕事がなくなった」「契約が終了」「寮を出ろ」と言われている皆さん、１人で悩まず相談してください。
仕事の問題、住宅の問題、生活費の問題など、解決できる手段はあります。
もちろん派遣・期間社員に限りません。パート・アルバイト・契約社員・正社員など、どんな方でもお気軽にご相談ください。●茨城不安定労働組合（茨城県つくばみらい市狸穴1210-13）
090-8441-1457（加藤） メール:kick06@gmail.com
●フリーター全般労働組合（東京都新宿区西新宿4-16-13MKﾋﾞﾙ2F）
03-3373-0180
［イザという時のQ&A］
・賃金の保障を要求する
・住まいを確保する
・雇用保険を活用する
・寮に住み続ける交渉もできる
