茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(看板に偽りあり)(143) 関東唯一の原発あります

加藤匡通
二月×日(木)
  僕の住んでいるつくばみらい市で週末に市議選があるからだろう、毎朝駅前で会ったことのない人からあいさつをされる。あいさつと言ったって、むこうも僕が誰かなんて知りゃしない。改札通る人間に片っ端からあいさつしているだけだ。まあ朝の六時からご苦労さんて感じだが、あの人たちは普段から議会関係の他にも何か市政に関係することをしているんだろうか?
  選挙公報を読んだが原発に反対しているのは共産党の候補者二名だけだった。他の者は触れてもいない。働く母親の代表と名乗っていても原発は無視、福祉の充実は言うが原発は無視、地域の発展は掲げるが原発は無視。
  東海村の村議選も、村長が廃炉を唱えてなお、原発は争点にならなかったと言う。それでも以前から反原発を掲げていた村議は四割ほど票を伸ばして当選しているし、議会は村長支持派が半数を越えている。
  現場はさらに遠くなり、六時二十五分発では現場最寄駅着が八時なので一本早く六時三分発に乗っている。つくばエクスプレスは毎朝座って眠れるようになった。朝はどうしても座ると寝てしまう。眠れるからと言ってももちろんうれしくなんかない。