茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

日雇い派遣日記(41)自民と民主の区別がつきません

               加藤匡通

七月×日(月) 自民と民主の区別がつきません

 駅でのぼりやたすき姿で演説する奴らが増えた。もうすぐ参議院選挙だ。
 僕は自民党民主党の区別もつかないアナーキストなので(どちらも天皇主義で国軍創設方向での改憲派と基本は一緒なんだから、違いなんか分かるかよ。ついでにいえば米国の民主党共和党の区別もつかない。)選挙なんかどーでもいいのだ。でもとはいえ投票には行くんだけどね(こういう姿勢が真面目なアナーキストからよく批判されてしまうのだ。)ちなみに僕のイチオシは雑民党だが、今回出てますか?
 去年会社をたたんで自己破産手続きを始める際に事務所権住居も出なければならなくなって不動産屋を廻った。地元の建築もやってるところに行ったら堂々と麻生太郎のポスターが貼ってあって呆れた。実にわかりやすい!呆れた僕の方がおかしいのだろう。でなけりゃ自民党政権があんなに長く続くものか。
 二大政党の区別もつかない僕だがそれでも政権交代はあったほうがいいのは分かる。実感したのはデモ。僕が参加するデモは警察の可愛がりの対象なので、フル装備の機動隊員がデモ隊を取り巻き、通行人とデモ隊を隔離、けど右翼は適当にデモ隊に近づけて突っ込んできたりするというのがデモ警備の仕方だった。それが去年の政権交代以降、それまでのものものしい警備振りが嘘のようにソフトなものに変わった。毎年かなり身構えて参加していたデモの警備状況を見て、あまりのソフトさに拍子抜けしたくらいだ。もちろんそれまでが過剰警備で、デモ隊を排除の対象としていたとしか思えないので警備がソフトになるのはいいことさ。(こう書くと民主党政権は左翼政権だから、とか言われるのか?自民党と基本的な主張が同じなのに!)
 つうことで、投票には行く。代議員制を信用している訳ではまったくない。