三月×日(水)
加藤匡通
資材置き場に来ている。置き場の整理は現場が薄い時の定番、これまで僕は遠いので呼ばれることはなかった。バスも使って二時間近く、片道千五百円、学生時代に使っていたが最近は使わない路線沿いだ。普通の駐車場の一角が資材置き場になっていて、ブロックや鉄筋がきれいに並べられている。しかし露天、なんというか、セキュリティーとしてはどうも…。これをダンプで何回かに分けて運び出すんだな。新しい置き場は車で五分の距離、今度は屋根付きセキュリティーもまあまあ(なんで僕がセキュリティーなんて口にしてるんだか分からん)。
ダンプに資材を積み込んだりするのはむしろ普段の作業より楽だったりする。ええ、頭使わないからですともさ!ただ、時間ないからぐちゃぐちゃに下ろしちゃったけど、ほんとによかったのか?