茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(看板に偽りあり)(144) 貧乏人の味方

加藤匡通
二月××日(日)
  昼休みにガストに入った。今日は弁当なしなのでどこかで昼飯をと思ったが食後もゆっくりできるところは限られている。ラーメン食ってからこの現場で通っているドトールに入ると千円を越えるだろう。そう考えてガストに入った。組合事務所が出来るまでは打ち合わせはすべてファミレスだったが、それはもっぱら夜だったので昼のファミレスにはあまり縁がない。夜はむしろ高いのでファミレスとは割高なところと思っていたが、いや昼間のガストの安いことよ!ハンバーグランチが一番安いと消費税抜きなら五百円を切っている。一体どうやってこんな安値を維持してるんだか。考え出すとどんどん飯がまずくなるような気がしてきた。考えない考えない。
   安さで負けていないのがサイゼリヤである。こっちの一番安いメニューは夜でもスパゲティ一一皿三百円を切っている。そりゃ味はそれなりだがこの金額でそこまで求めるのは間違いだろ。夕方に行くと高校生で一杯だ。
   組合の会議はつくばにあるこの二つのファミレスを行ったり来たりしながら行っていた。結成大会すらファミレスだったからね。
  昼飯時に男性客は少なく、圧倒的に友人同士とおぼしき主婦ばかり。作業服姿は僕だけだ。そういや現場作業員はあんまりファミレスや喫茶店には入らないな。なんとなく居心地の悪さを感じながら昼休みを過ごした。