遅くなりましたが五月二十日に行った「アンダークラスとは誰のことか 第二回 フリーター全般労働組合共同代表山口素明さんに聞く」の報告です。
当日の参加者は計六名とささやかな集まりになりました。山口さんからは、フリーター、プレカリアート、雑民とこの間のフリーター全般労働組合の活動を通じての自分たちの階級把握について具体例をもとに話してもらいました。参加者全員がアンダークラスといってよく、自分たち自身の問題なので議論にも熱が入りました。
参加者全員がそのまま参加した交流会の帰り道、山口さんと、お互い労働運動の場で顔を合わせることになるとは思わなかったと笑いあいました。知り合ってかれこれ二十年近くになりますが、反戦、反天皇制を課題とした場で顔を合わせていたので、十年前でも二人とも労働運動にこんなに深く関わろうとは全く考えていませんでした。現在アンダークラスの労働運動を担っている三十代以降の多くの人はそうなのではないかと思います。それはもちろんこの間に急激に状況が悪化したということでもあります。
