茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(384)九月に更新しなかった言い訳

加藤匡通
十月×日(火)
 九月中に携帯が壊れ、自動車が壊れ、母も壊れた。それでばたばたして九月は一度もこの日記を更新せずに終わってしまった。
  まず携帯がおかしくなった。丸二年以上経っている携帯だが、画面表示が鏡のように反転し、さらにポジネガが反転した。ここまでなら大変見づらいものの、使えなくはない。しかし最終的には画面はテレビの砂嵐のようになり、電源の入れ切りしか出来なくなった。アドレス帳を呼び出し記憶で操作して電話をかけることは出来なくは・・・いや、やっぱ無理だわ。保険で修理出来ると言うので新しい物とは変えずに済ますことにした。窓口でしつこくスマホを勧められなかったのは初めてだったよ。
  電話を修理に出した翌日、電話相談のために事務所に向かう途中で六年乗り続けた軽自動車が走行中に動かなくなった。保険会社のロードサービスを呼んで診てもらったら、エンジン内のタイミングベルトが切れていると言われ、取り敢えずレッカー移動、修理すりゃどうにかと思っていたら他の部品もやられてるから二十万以上かかると言われて修理を断念、廃車にした。僕は自動車を道具としてしか見ていないので余計な思い入れはない。通常は販売店なり修理工場なりと日常的な付き合いがあって、こういう時は次の自動車の手配や代車の用意はしてもらえるのだろうが僕はもう十年近くネットオークションで自動車を手に入れているからそんな付き合いはもうない。しばらくの間どうしても必要な時にはレンタカーになる。
  かつて自動車免許を取ることを散々嫌がっていたのに、今は日常的に自動車を使用出来ないことの不便さを嘆いている。我が儘なものだ。とか言ってたら、母が腹痛を訴え救急搬送され、入院して手術になった。車のない不便さを徹底して満喫しろと言うことらしい。
 厄年とかお祓いしろとか言われている。まあ、そう言いたくなるのはわかる。僕も可笑しくて笑いが止まらないよ。・・・そんな力を持つ者はこの世に存在しないが、誰か怒らせるようなことしたっけ?