茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(385)コムコム秋葉原店閉店

加藤匡通
十月×日(水)
 公共施設改修の現場にまだ通っている。もっとも内装解体はほぼ終わっていて解体屋の人数も減り、僕たちの派遣会社もいつまでこの現場にいられるのかわからない。僕たちに対する朝の作業指示も漠然と各所片付けって感じになって来ている。僕は七月から休みまくっているのでよく今まで首がつながったものだと思うよ。
 自動車を使えないと茨城ではネットカフェに行くのも難しい。都内なら歩いて行ける範囲にどうにか、そうでなくても電車なりバスなりでそんなに苦労せずにたどり着ける。昔からレジュメを切ったり(もうガリ版刷りじゃないんだからこんな言い回ししなくていいんだけどな)するのは自宅だと進まなくて、外でやっていた。ビラの版下作りはプリンターがないのでネットカフェでないと出来ない(ええ、切り貼りで版下作ってますとも、今時!)。なので何かしらの作業をしにネットカフェに行くことはよくあるのだが、車がない今、茨城だとちょっと面倒だ。つくばみらい市には本屋だけでなくネットカフェもないが、これはまあいい。駅から歩いて十分程度のところにあるのは水戸とつくばしか知らず、もちろん水戸までなんて行かないから行くのならつくばだろうが、電車で往復すると千円近い。なら帰りに都内のネットカフェで作業した方がいろんな意味でラクと言うものだ。
帰りに秋葉原の行きつけのネットカフェに作業しに行った。建物入口の、別の階にあるメイド喫茶のメイドをかわしながらエレベーターに向かうと通路にロールのブルーシートで養生がなされている。また改修してるのかなと思ってエレベーター前に来るとネットカフェの表示が全て外されている。あれと思ってよく見ると貼り紙にコムコム秋葉原店閉店とあった。がちょーん。母の入院前に来た時には何の表示もなかったのに。
秋葉原で使っていたのはこの一軒だけ、他は高い店しか知らない。しばらく携帯で他の店を検索したが、萎えてしまい帰ることにした。
ネットカフェはとっくに儲からない商売になってるってことか。