組合員加藤からの投稿です。
ビッグデータがもたらす監視社会 G20デジタル経済・貿易会合への批判
日時 2019年6月8日(土)
時間・場所 集会 14時から
つくば市春日交流センター大会議室(つくば市春日2-36-1 春日
学園義務教育学校向かいつくばエクスプレスつくば駅よりバス 春日一
丁目 春日二丁目下車)
お話 小倉利丸さん(盗聴法に反対する市民連絡会)
参加費 500円
デモ 16時半から 会場からつくば駅周辺へむけて
主催 戦時下の現在を考える講座
連絡先090-8441-1457(加藤)
mail: under_the_war_regime@yahoo.co.jp
またつくばでやる?
二〇一六年のG7・科学技術担当大臣会合から三年、またつくばに各国閣僚級の集まる国際会議がやってくる。大量の警察官と検問、公共施設や公園からの締め出し、市民とは無関係な式典・イベント。そして抗議行動への刑事弾圧。前回G7つくば会合の成果なんてこんなものしか浮かばない。これらを勘案してもなお、つくば市には国際会議がいいものに見えるらしい。前回に続いて今回も経済効果が謳われているが、ほんとに効果あったのか?
G20ってなんだ?
G20は〇八年のリーマン・ショックへの対応から始まっている。従来の主要国(と自ら名乗っている)によるG8では対応しきれないので地域の大国に資金協力を仰いだものがG20である。いわばその場しのぎの危機管理だったはずが、いつの間にやらG7と同格の、世界の舵取りを考える集まりになっている。数は増えたがやっていることは同じ。一部の国が世界をどう自分たちに都合よく引き回すかの相談だ。首脳会議は大阪。つくばで行われるのはデジタル経済と貿易の担当大臣会合である。
デジタル経済?
デジタル経済とはITだのAIだのが中心となった経済活動のことだ。この分野ではアメリカのGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)といった巨大IT企業が世界で力を誇っているが、中国のBATH(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)も台頭してしのぎを削っている。これら巨大IT企業は世界経済の牽引車と見なされる一方で、独占・寡占状態が進むことによる弊害も指摘されていて、政府による規制が求められてもいる。今回のつくば会合では、その規制のあり方を含め、「信頼性のある自由なデータ流通、持続可能性と包摂性、人間中心のAI等」をテーマに話しあうら
しい。
ポイントカードはお持ちですか?
巨大IT企業は購入履歴の他、無料の検索やSNSサービスを通じて、大量の個人情報をビッグデータとして蓄積している。最近はどこでも会計時にポイントカードの提示を求められることが多いが、提示すればその個人情報もビッグデータの一部になる。スマホ決済をすればもちろんそれもビッグデータの一部になる。私たちは目先の利便性や無料・ポイントのメリットに惹かれてやすやすと個人情報を渡しているが、そこに落とし穴はないのだろうか?
またつくばでやり返す!
各国政府は、デジタル経済を部分的には規制しつつも、基本的には経済成長の力として推進している。その先ある(すでにある?)のはビッグデータによる監視社会ではないのか?
集会では、監視社会の問題に詳しい小倉利丸さんのお話しを聴き、その後、つくば市内をデモします!