茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

メーデーinつくば 無事終了!

昨日の「不自由で不安定で窮屈な私たちだからメーデーinつくば」は映画「フツーの仕事がしたい」+集会+デモと盛りだくさんの内容でしたが、無事終了しました。
参加者は約20人?でした。参加者はつくばなど県南地域に限らず、水戸、坂東、古河、常総と県内各地から、また埼玉、神奈川、愛知!と県外からも駆けつけてくれました。

集会では、古河市司法書士・角田さんより、県内での生活保護申請と水際作戦の状況についてお話があり、参加者より生活困窮時の生活保護の取得や国民健康保険免除について情報交換が行われました。つくば市で警備業についている女性からは、天候によって仕事が左右されたり、行政からの仕事が大半を占め時期的に収入が大きく異なる状況から、国保の免除を交渉した経験が紹介され、東京で野宿者と活動している参加者からは、「生活保護は所得の再配分制度、そもそもの賃金が低すぎることが問題」と発言がありました。
つくば市障がい者の自立生活を支援してきた松岡さんより、90年代初頭からの自立生活運動の状況と、つくば市で支援の制度化を実現してきた経緯の報告がありました。また、障がい者の自立生活には長時間の介助が必要ですが、介助者の確保や介助者の労働の問題についても提起があり、自身が育児休業制度を利用していることについても報告されました。
メーデーを呼びかけた「茨城不安定労働組合」の加藤さんからは、労組結成の経過や現在の活動内容、そして「労組として支援すべき人がどこにいるのか見えない」との悩みが話されました。

最後に、参加者全員から一言ずつ発言があり、さまざまな論点や、メーデーへの感想・期待が話されました。


集会終了後は、つくば市の中心地でのデモを行いました。
コースは、つくばカピオつくばセンター→エキスポセンター(Uターン)→アルスホール→駅前交番→クレオジャスコ側歩道→クレオ前広場→ライトオン前→レクサス前歩道→つくばカピオ、の約40分コースでした。
連休中日ということで、通常の日曜日よりやや人出が少なく残念でしたが、子供が遊ぶ公園やショッピング客でにぎわう街中で「麻生は生コンを打て!」「全ての人に社会保障を!」というシュプレヒコールが違和感たっぷりに響き渡りました。また、つくば市で最も高い18階建ての三井ビルの前では、ビルテナントのほとんどを占める派遣会社(10数社)の名前をいちいち挙げながら「首切りをやめろー!」とアピールしました。

ということで、参加したみなさま、本当におつかれさまでした。また来年お会いしましょう!