茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(看板に偽りあり)(169)三十年振りの物体X

加藤匡通
八月×日(月)
午後イチで土間コン打ちの予定だったが天気予報は昼頃に雨となっている。ケツが押してる訳ではないから晴れが確実な明日にしようかと生コン屋に電話を入れて、それでもコン打ちの段取りはしなきゃしょうがないのでメッシュを配筋して化粧舛設置して、とやっていたら雨が降り出した。結構激しいので作業は中断、軒下が広いので雨宿り。早上がりだから弥生美術館に大伴昌司展を見に行こうかと調べたら月曜休館だった。なんだよ。
結局雨の中コンクリ打設準備が終わるまで作業は続いた。下着までびしょ濡れだ。けど代えの下着も持って来てないし銭湯もまだ開いてない。現場のすぐそばにあるんだけどな、開いてなきゃ入れない。
  で帰り道で途中下車して流山おおたかの森で『遊星からの物体X ファーストコンタクト』を見る。まさか三十年後に前日譚を見れるとは。特殊メイクで暴れまわる物体Xはやはりいい。実に感動的だ。CGより実物だよ、やっぱり。しかし公開三日目でパンフ売り切れたぁどーゆーことだ。ちなみに大伴昌司との共通点は内臓をきちんと見せているところであります。
この前は柏の葉キャンパスで下りて『コードギアス 亡国のアキト』と『グスコーブドリの伝記』を見た。柏の葉キャンパスは去年の震災翌日、駅前を歩いたことがある。それ以来で、下りたのは初めてだ。どこもそうだったが駅前の大規模商業施設は安全確認のためと言って完全に閉まっていた。サービスなんか出来なくていいけどこんな時こそ開けるべきだと強く思ったのを覚えている。あの日は流山おおたかの森から守谷まで歩いた。
  『亡国のアキト』は次章が来年春公開と出てのけぞった。そんなに待つのか!亡国とか言われるとわくわくするよな(それでも僕は反日亡国派ではない)。今回も国家論になりそうだな。
  『グスコーブドリの伝記』は、自己犠牲と批判されるのを回避しようとして失敗、駄目なファンタジーになってた。これでは中村隆太郎版の『グスコーブドリの伝記』に遠く及ばない。天沢退次郎がこんなものに監修の名を出していてがっかり。