茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(看板に偽りあり)(168)下痢で休む

加藤匡通
八月×日(水)
体調に変わりはない、とか言ってたが、下痢がひどくて休んだ。電車に乗る時間になってもトイレから離れられないのだ。医者に行ったら腸炎を起こして脱水症状になっている、このまま外で肉体労働してると熱中症で倒れてた可能性が高かったので、今日は休んで正解と言われた。体力落ちてんだなあ。
朝は当然いつも通りに起きてニュースと天気を見ようとテレビをつけた。オリンピックの中継を早朝から流している。日の丸振ってメダルの数を競って視聴者や読者が望むからとナショナリズムを煽り立て、テレビや新聞はどうするつもりなのだろう。朝から日の丸見るなんて不愉快だ、今日はきっと悪いことが。ん、それで下痢か?
しばらく前には尿道炎になった。排尿時に痛いんだよ、尿道が。泌尿器科に行きたくとも地元の医者は二時間かけて帰ったら閉まっている。そのために休むのも何だし、結局現場の近くの泌尿器科に行った。検査して一週間後に結果が出ると言う。場合によってはさらに検査があってまた一週間後に結果を聞きに行かなくてはならない。この現場はいつまで続くのかとひやひやしたが、二回で済んだ。現場でろくに手も洗わないのがいけなかったらしい。洗ってるつもりなんだが、と言訳。これは別に僕の体調報告をしたい訳ではなくて、日雇労働者は体に不調があっても医者に行くのも大変と言いたい訳である。休んだら収入に直結、現場は移動するから同じ医者にも通いづらいと。
で、今日は現場に出た。まだ腹はおかしいが、今月は盆休みがあるのであまり休むと出勤が二十日を切ってしまう。「昨日三時には上がってたよ。這ってでも来ればもっと早上がりだったのに」と言われた。早上がりより体休めたいよ。