茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(看板に偽りあり)(174)落雷で運転見合わせ、またはジョレスって誰?

加藤匡通
九月×日(木)
雨のおかげで三十分程早く終わり、電車を乗り継いで秋葉原に出て来た。駅の案内板につくばエクスプレスが落雷で運転見合わせと出ている。これは珍しい。高架かトンネルしかないが高架が半分以上を占めるつくばエクスプレスは、そのくせ天候の影響による遅れがあまりない。同じように高架ばかりの武蔵野線京葉線が雨風でよく止まっている時でも知らん顔で走っている。3・11を別にすれば一時的にせよ電車が止まったのは僕が知る範囲では三回くらいしかない。
今日はこの後喫茶店にでも入って読書会のレジュメを切るつもりだったので頭を抱えずに済んでいる。地元で用事があったらかなり困ったろう。みらい平まで出るには常磐線で取手まで出て常総線で守谷?守谷からバス出てたっけ?取手からバスの方が確実か?本当に動かなくなったらどう帰ればいいんだ?うーん、これじゃ何も考えてない帰宅難民予備軍の見本だな、がっはっは。
落雷と言えば思い出す映画は、と打ってから(以前も書いたが最近はもっぱら携帯電話で書くと言うか打ち込んでいる)頭に浮かぶのは『キングコング対ゴジラ』と『ゴジラ対メカゴジラ』だけだと気付いた。それ、怪獣おたくとしては間違ってないけど映画ファンとしてはどうよ?せめて『フランケンシュタイン』とか。…まだ怪物ですね、あはは。
映画と言えば夏休みに『キリマンジャロの雪』を見た。労組の委員長が合理化を受け入れ解雇者をくじ引きで決め、自身もくじに当たって解雇、入ったばかりで解雇された組合員に逆恨みされて自宅に強盗に入られる。もちろん映画の肝はその先の展開にあるが、いろんなことを考えさせられる作品である。ところで劇中に何度もジョレスって人名が出てくるけど、これ誰?おそらくかつての労働運動の指導者なんだろうけど映画の中にまったく説明はない。岩波ホール発行のパンフレットにも何も書いてない。おいおい何のためのパンフだよ。
  また、画面は南仏の日差しが強く白っぽい場面も多いが字幕も白で読みづらい。劇場には何やら言い訳が貼り出してあったが、そんなもん字幕に縁取りを付けるなり色を変えるなりすればいいだけなんじゃないのか?昔の字幕では当たり前にやってたことなんだけどな。