茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(看板に偽りあり)(175)ファスナー開けなくても出し入れ自在

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(看板に偽りあり)(175)ファスナー開けなくても出し入れ自在
加藤匡通
九月××日(水)
  リュックがほつれ出した。この前の給料日過ぎに買ったばかりだからまだひと月も経っていない。使い方か乱暴なのは認めるが、ワークマンで売ってるんだから現場での使用は予定のはず、ちと早過ぎやしないか?別に現場でリュックを叩きつけてる訳じゃなし、半年は保っていたと思ったんだが。ファスナー開けなくても中身が取り出せるリュックってどうなのよ?
   ワークマンは作業服を中心に扱っている店だ。テレビでコマーシャルをやってるから知ってる人も多いだろう。郊外型の店舗で、僕は東京にいた時に見た覚えはない。少なくとも僕の生活圏にはなかった。茨城に来てようやく日常的に目にするようになった。
  以前に関わっていた野宿者支援の活動で物資調達の担当だったが、「ワークマンで売ってる!」と言われても二十三区内で見たことなんかないので途方にくれたことがある。まだネットも普及してなくて店なんて電話帳で調べるしかなかった頃のことだ。そんなことで怒鳴られてもなあ。車を使うと言っても、二十三区中心で動く者と郊外で動く者の、つまり住んでる地域の違いだったのだがそんなことは言ってる方も言われてる方も分からない。ちなみに怒鳴ってる奴は車の運転は出来ないし、都内のどこにあるのかと言う問いにも答えられないのになぜか指導だか命令する立場にいる。そもそも運動の中で権力的に振る舞うことが理解出来ない。あんたそれでもアナーキストか、と何度口から出かけたか分からない。…どの現場でも昔からよく怒鳴られてたってことですかね。このあたりの話は、いずれどこかで(多分組合のブログではないどこかで)書くつもりだ。運動の経験を書き残しておかないと、個人的な蓄積で終わってしまう。過去の運動の情報を最大限に把握しているのは公安だというふざけた状況は変えなきゃいけないからね。そのためにはいいことも悪いことも公開された記録としとかないと。
  ほつれはどんどん広がっている。こりゃ給料日前に新しく買わないと駄目だな。