加藤匡通
四月××日（土）
おもしろそうな企画があったので東京に出た。水曜は荒天で休みだったので今週の賃労働は三日。月払いはどんどん遠ざかる。働かなきゃとは思うものの企画が魅力的過ぎた。「３・１１北へ西へ。語るべきだが語られてこなかったこと」主催はフリーター全般労働組合、開始は五時からだ。いろいろ用事を済ませてから動いたらやっぱり時間ぎりぎりになった。
で、帰り道。夜の十時過ぎに地下鉄のホームで気がついた。月曜の仕事確認してないじゃん！うわあやっちまったぁ！この時間ではどうにもならない。来週も土曜は組合で休み、他にも面接で一日休むのにさらにもう一日休みとは、あ痛たたたぁ。
手配の電話を忘れて仕事に入れなかった記憶はない。今回の場合、Ｏ社の仕事の兼ね合いもあってスケジュールが読めなかったので、手配前日の金曜に月曜に出たいと連絡をしていなかった。連絡していれば派遣会社から電話が来ただろう。今日電話をすればいいと思っていて、すっかり忘れていたのだ。日雇派遣に復帰したと言う自覚が足りないってことか。いや、復帰したい訳ではないんだけど、たいていみんなこうやってずるずると深みにはまっていくのだ。
