茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

2015年度茨城不安定労働組合定期大会

2015年度茨城不安定労働組合定期大会

  四月五日に自由と生存の家・茨城で茨城不安定労働組合2015年度定期大会が開かれました。決算、予算、方針案などが可決され、執行委員長に加藤匡通が、執行委員に藤田康元が選ばれました。組合員数は現在十二名です。正直、この間の組合活動は低調なので、再任された執行部はなんとか組合活動を活性化させるべく、えーと、がんばります。

  また、来賓として東日本NTT関連合同労働組合茨城支部の方からメッセージをいただきました。さらに、フリーターユニオン福岡、フリーター全般労働組合、府中緊急派遣村労働組合からは以下のメッセージをもらっています。


  組合大会、おめでとうございます。
  フリーター労働運動が各地で動き出して、もうそろそろ10年近くがたちますがもう、これしかありません。もう、ここしかありません。
  共に闘いましょう。福岡の地より連帯のメッセージを送ります。
  フリーターユニオン福岡 



 まずは定期大会の開催、おめでとうございます。
 不安定なわたしたちは組合を続けていくこと自体が大変な状況が続いていると思います。だからこそ、共に闘う仲間の年に一度の定期大会の開催は、わたしたちのエールにもなっています。
 なので定期大会の開催、ありがとうございます。
 ニュースではアベノミクス春闘に成果がでてベアを勝ち取るなんて流れていますが、不安定なわたしたちには、違う世界の話です。
非正規に賃上げなどなく生活保護は切り下げられる。不安定さは増すばかり。
 でも、だからこそ貧乏なわたしたちは集まり、かかわり、話し、繋がりを絶やさないことが生きるために必要だと思います。
そのためにも組合を続けることで人が出会い繋がる。そのことの強さと脆さを実感しながら、これからも共にこの不安定な状況をゆらゆらと乗り気っていきましょう。
 定期大会開催おめでとうございます。連帯の気持ちをこめて。
フリータ―全般労働組合



連帯メッセージ

府中緊急派遣村労働組合執行委員長 村上正樹

 定期大会開催おめでとうございます。
 本来なら、そちらに伺うべきですが、事情により参加できず、申し訳ありません。
 貴組合の個別の経済闘争にとどまらないたたかいに敬意を表します。階級問題や国家権力そのもの、そして天皇制の問題にわたるまで、この社会の問題に広く取り組まれている貴組合の姿勢は、大変貴重であると考えます。貧困や格差への、意欲的取り組みのひとつの結晶とも言える自由と生存の家・茨城と共に、今後も維持、継続していって下さい。
 安倍政権は、生活保護受給者を始めとした、社会的・経済的弱者と言われる人々への攻撃を続け、一方で国債価格を維持して富裕層の資産を守るための消費増税や、使い放題に労働力を搾り取るための法整備に余念がありません。喧伝しているベースアップも一部大手企業に限られているものであり、なんら人々の生活を「底上げ」するものではないでしょう。
 経済的攻撃と平行し、安倍政権は沖縄・辺野古の基地建設を強行。沖縄の人々に対する蹂躙は、その歴史的経緯も含め筆舌に尽くし難いものだと思います。同時に、集団的自衛権行使容認、特定秘密保護法施行などと共に、戦争のできる国づくりを進めています。その下地となる差別排外主義・ヘイトスピーチに関しては一応の反対のポーズはとるも、実質は煽る一方であると言えるでしょう。絶望は深くなる一方です。
 しかし、私達は今なお希望を捨てません。
 私達府中緊急派遣村は、困っている、悩みを背負う優しき人びとに寄り添い、生活と労働の課題を地域で日常化する活動を続けてきました。やがて、優しき人間の営みと魅力は横につながり草の根を太くし、草の実となり、連帯は地域を越えて拡がっていくと思います。そして貴組合のたたかいは、そんな私達の希望です。
 共にたたかいましょう!