茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

公務員叩きのもたらすものは  とある地方大学教職員組合の戦い 報告

  三月二十四日につくば市の春日交流センターで茨城反貧困メーデープレ企画として表題の企画を行いました。
  埼玉大学准教授の結城剛志さんによる埼玉大学職員組合の、公務員ではなくなったはずなのに公務員あつかいを強要する国家機構との戦いは実に興味深いものがありました。独立行政法人の多いつくばではまさに同じ問題で苦しんでいる人も多いことは容易に想像できますが、民間や非正規労働者の多いメーデー実行委員会の中ではその切実さが今一つわかっていなかったというのが正直なところです。しかし、結城さんのお話に対して批判的なコメントをした実行委員の崎山さんの奮闘はあったものの、参加者の数、ないし層の薄さから幅広い意見が出たとは言えなかったのではないかとも思います。さまざまな声を聞くためにも人数は必要なのだと思ってしまいました。(あるいは議論の組み立て方の問題なのかもしれませんが、いずれにしても実行委側の力不足を感じている次第です)
  対立や分断を越えて、「私たち」の敵にどう立ち向かっていくのかをこれからもさまざまな機会に考えていきたいと思います。(加藤)