茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

2013年度茨城不安定労働組合定期大会

  遅くなりましたが報告します。四月七日に2013年度の茨城不安定労働組合定期大会が自由と生存の家・茨城で開かれました。決算、予算、方針案などが可決され、執行委員長に加藤匡通が、執行委員に藤田康元が、昨年に続いて選ばれました。
  また、来賓として東日本NTT関連合同労働組合茨城支部フリーター全般労働組合の方からメッセージをいただきました。さらに、APFS労働組合と府中緊急派遣村労働組合からは以下のメッセージをもらっています。
  同じ者がずっと執行委員長でいいのかとも思うのですが(こんなところで書くな!)、これからの一年よろしくお願いします。あ、十一ヶ月ですか。(執行委員長 加藤匡通)


APFS労働組合よりのメッセージ

  定期大会おめでとうございます。

  茨城の地で地道に活動を続ける貴組合に敬意を表するとともに、新自由主義なる資本主義の怪物に抗う仲間として心からの連帯のアピールを送らせていただきます。

  当組合は外国人労働者、ことに難民労働者としてこの日本という地でいわれなき差別にさらされ、使い捨ての労働力=雇用の調整弁とされている仲間が中心となっています。彼・彼女らはそれでも人間の尊厳をかけ て「抵抗」しており、「闘い」を継続しています。

  今後も「社会的弱者」といわれる仲間たちと一丸となって闘っていきましょう。茨城不安定労働組合の皆さんと共に、この社会を変革する道を歩んでいきたいと願っております。

APFS労働組合

執行委員長 山口智



府中緊急派遣村労働組合よりのメッセージ

連帯メッセージ
府中緊急派遣村労働組合執行委員長 村上正樹

  定期大会開催おめでとうございます。
  本来なら、そちらに伺うべきですが、事情により参加できなくなってしまい、申し訳ありません。
  東日本大震災そして福島原発事故から2年が経過しましたが、政府による被災者への支援はいまだ不完全であり、原発事故も全く収束していません。それどころか、ずさんな設備による突然の停電など、東電による対応の不備が明らかになったりもしています。
  茨城のつくばは、私たちの主な活動場所である東京多摩地域と同じ関東とはいえ、福島の原発により近く、また同県内に東海原発も立地しています。さまざまな困難がある事でしょう。そのような中、地道に着実に活動をされている貴組合に敬意を表します。
  また、経済闘争に終始する事無く、階級問題や国家権力そのもの、そして天皇制の問題にわたるまで、この社会の問題に広く取り組まれている貴組合の姿勢は、大変貴重であると考えます。貧困や格差への、意欲的取り組みのひとつの結晶とも言える自由と生存の家・茨城と共に、今後も維持、継続していって下さい。
  アメリカによる帝国主義のもと、原発を作り原子力ムラを培養してきた自民党が、再び政権を摂る事になってしまいました。アメリカと財界の声以外、一切耳を貸さない安倍首相は、経済的・社会的に弱い人々の尊厳を踏みにじり、なけなしの財産さえひん剥いていく事でしょう。その過程で方向付けられる改憲の道筋は、人々を日本国家へと回収し、この国を戦争が可能な国へと変えてしまいます。そこには、私達が現在ひとまずは行使できている権利は微塵も残っていないでしょう。
  生活保護の削減や、雇用の流動化の名の下の労賃の切り下げ、貧乏人に厳しい医療などを省みないTPPへの参加は、現在好況と言われているものの正体を物語っています。それは一部の支配層だけの為のものなのです。
  しかし、私達は、決して悲観や諦念に埋没する事無く、ちょっとぐらいはブレながらも、この逆境に立ち向かっていかねばなりません。
  共にたたかいましょう。