茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

「派遣切り・雇い止め」を許さない!行動in荒川沖 のお知らせ

 私たち茨城不安定労働組合は茨城ユニオンと共同で去る3月1日(日)、「茨城派遣切りホットライン」(全国の「派遣切りホットライン」と連動)を開催しました。折からの不況のあおりで、県内でも製造業を中心に多くの企業で非正規社員を中心とした「派遣切り・雇い止め」が拡大しています。
 この日のホットラインには15人の方から相談が寄せられ、うち約半数が契約更新拒絶・契約中途解除という状況でした。相談者のうち契約期間満了(4/15)を待たずに1月に「勧奨退職」させられた土浦市のAさん(40代)は、すぐに茨城不安定労組に加入して現在、会社と団体交渉中です。
 また、すでに一部で報道されていますが、昨年末に派遣切りに遭い、生活費が尽きそうになって東京の派遣切りホットラインに筑西市から相談を寄せたBさん(40代)は、結局東京で生活保護の申請を行い、生活の基盤を確保することができましたが、同じ派遣会社で働いていた同僚(60代)が心配になって、守谷市内の寮を訪ねたところ自ら命を絶っているのを発見した、というような悲劇も起こっています。

 派遣会社は、景気のよい時には「長期可」などと労働者を募り、実際は半年程度の短期契約を繰り返す(3年以上継続更新している場合も多い)形態で働かせて、景気が下降してくると派遣先の要請に応えて、契約期間内であろうと一方的に契約の終了を押し付けてきます。まさに、自他共に認める「調整弁」の役割を派遣など非正規労働者に負わせています。
 県内でも昨年12月末、そして今年3月末に大手を中心に、多くの派遣や期間契約労働者が何の保障もないまま解雇されるという事態が続いています。

 私たち、茨城不安定労働組合は、この間、県内の派遣会社の寮と思われるアパートに、チラシを入れるなど、派遣切りや雇い止めに遭った労働者に対策や相談窓口を伝える行動を行ってきましたが、次回は筑西で派遣切りにあったBさんの働いていた派遣会社の寮がある荒川沖での宣伝行動を東京のフリーター全般労働組合と共同で行います。

2009.3.31

●「派遣切り・雇い止め」を許さない!行動in荒川沖

とき:2009年4月6日(月)18:00〜(※日付が9日となっていました。お詫びして訂正します。)
場所:JR荒川沖駅前及び周辺
内容:駅頭での宣伝および周辺へのビラ入れ
連絡先:〒300‐2302 茨城県つくばみらい市狸穴1210‐13
    茨城不安定労働組合  執行委員長 加藤 匡通
TEL.090-8441-1457(加藤) MAIL. kick06@gmail.com