茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

 緊急報告・討論会 9.11反原発デモ弾圧 なぜ反原発デモは弾圧されるのか?

組合員加藤よりの投稿です。

災害ナショナリズム/災害キャピタリズムを問う 第一弾
「緊急報告・討論会 9.11反原発デモ弾圧 なぜ反原発デモは弾圧されるのか?」

日時:9月23日(金・休)13−16時
場所:つくば市市民活動センター
報告:救援会より(予定)
    その後、会場で討論
入場:カンパ歓迎
主催:<生存のための科学・茨城>
   戦時下の現在を考える講座(仮)
連絡先:090-3902-5801(藤田)
    seizonkagaku@gmail.com

右も左もなく、「がんばろう日本」という号令のもとに異論を封じられて展開されるナショナリズム、復興の美名のもとに被災地を食い荒らそうとするキャピタリズム
3・11以降の私たちの「現在」を問うために。

全国的に反原発行動が行われた九月十一日、土浦では講演会とパレードが取り組まれ、それぞれ千二百名、三百五十名の参加で成功裡に終わった。しかし新宿の反原発デモでは警察による直前のデモ出発地点、デモコースの変更の挙句に十二名が逮捕された。3・30の三名、5・7の四名、8・6の三名と相次ぐ反原発デモでの逮捕は警察の、暴力による運動の封じ込めという意思によるものであり、右翼と歩調を合わせた白昼公然の誘拐といっていいような強引な逮捕手法は、この国の「市民の自由」の内実を教えている。(その後、九月十三日に六名、十四日に一名が釈放された。二十二日には残り五名も釈放された。)
原発デモはなぜ短い期間に繰り返し弾圧されるのか。それは一部の「ハネ上がり」だけのことなのか。逮捕された人たちが特別なのか。いや、違う。警察、権力にとって自らの意志で行動する人々そのものが脅威なのだ。さらに言えば、このような運動の弾圧は、原発推進体制を維持しつつ、自然エネルギー普及をも含めた震災復興を「自由な」経済活動によって意のままに進めたい経済・政治エリートが必要としているものではないのか。
緊急報告・討論会では今回の弾圧に対して救援活動に携わっている人を招いて、当日の模様や私たちがあまり知らない逮捕後の身柄の扱い、獄中の様子などを聞く。その上で、今回の弾圧の背景や私たちとの関係、今後私たちにできること、などを参加者のみなさんと共に考えていきたい。


以下、9.11原発やめろデモ!!!!!弾圧救援会の声明です。http://911nonukyuen.tumblr.com/


●「9.11原発やめろデモ!!!!!」弾圧に抗議する

2011年9月11日、当初のデモ申請で出発地点となるはずだった新宿アルタ前が、新宿中央公園に強制変更させられ、そこから出発した「原発やめろデモ!!!!!」で12名の仲間が不当逮捕されました。私たち救援会はこの逮捕に強く抗議するとともに今すぐ釈放を求めます。

この日も原発反対を表現するため多彩な人が集まりました。しかしデモコース・出処地点が大幅変更させられる、という異常な出来事に、参加者の戸惑いと怒りが充満していました。デモ出発前から警察の威圧的な過剰警備が始まり、デモ出発5分もしないうちに警視庁第9機動隊がデモ隊列を襲撃し、参加者を暴力的に引きずり出して逮捕を強行してきました。更には不断な介入をつづける機動隊は12名という大量のデモ参加者の仲間を逮捕しました。

逮捕した際、警察は「公務執行妨害」「警察官に暴力をふるった」などとデッチ上げも甚だしいことを理由としています。

デモ中も多くの参加者が警官によって体を押されたり、「早く歩け」と言われ続け、熱射病を防ぐための水分補給・トイレに行くための途中離脱や沿道からの合流を禁じられるなど、人道的にも許しがたい「警備」がなされていました。

そのような憲法で保証される表現の自由、集会の自由、奴隷的扱いの禁止を無視し、前近代的独裁国家ばりの治安弾圧はゆるしてはなりません。

原発やめろデモ!!!!!」では5月7日に渋谷署、8月6日に築地署があまりにもひどい不当逮捕弾圧を行いました。この時も無実の罪でした。
5月7日→http://57q.tumblr.com/
8月6日→http://d.hatena.ne.jp/nonukyuen/20110814/1313316008

福島原発事故の大惨事を経た今、原発反対の声を上げるのは当たり前のことです。しかしこのクニの警察は民衆の声を力で無理やり押さえ込み、サウンドデモのような自由な表現をまるで目の敵のようにしています。

救援会は一刻も早くデモに参加した仲間たちを助け出すために全力で動いています。原発に反対し、不当逮捕に心を痛める全ての方にも、ぜひサポートをお願いいたします。

2011年9月13日 9.11原発やめろデモ!!!!!弾圧救援会


●救援カンパをお願いします

弁護士費用をはじめ、救援活動には多額の費用が必要となります。どうかカンパをお願いいたします。

12名という大量逮捕のため、相当な救援費用がかかります。

郵便振替用紙に「9.11原発やめろデモ!!!!!弾圧救援会」とお書きいただき、以下へお振り込みください。

ゆうちょ振替:
口座番号:00140-2-750198
口座名称:ミンナノキュー

他銀行からの振込の場合:
銀行名:ゆうちょ銀行
支店名:〇一九
預金科目:当座
口座番号:0750198
受取人名:ミンナノキユー

メール:911nonukyuen(at)gmail.com

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(看板に偽りあり)(119) ダイヤの回復
加藤匡通
九月××日(月)
 通勤に使っているつくばエクスプレスが震災以前のダイヤに戻った。日中も快速が運転されるようになり、列車運行についての但し書きもなくなった。三月十一日以降、電力不足が喧伝されたが本当に電力が足りなくなるのかは分からないままだ。僕は計画停電からこのかた、原発を停めると電気が足りなくなり社会に大混乱が生じるという脅迫、ないしプロパガンタを疑っている。
 朝の天気予報では今日も三十度を越えるので熱中症への注意を呼びかけている。日中の暑い時間には外出を控えて下さい、だと。明らかに暑さの峠は越してるし、去年に比べればだいぶましと思うんだが。まあ、去年は一番暑い時期は夏休みだったけどね。日雇派遣の頃、現場の朝礼で「不安全行動の撲滅」といったスローガンを見ては、一番安全なのは現場で作業をしないことだ」と笑い合っていたのを思い出すよ。