茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(看板に偽りあり)(139)休みに本が読めません

加藤匡通
十二月××日(木)
 昨日で年内は終わり、と思っていたら一昨日になって一日延びた。新しい現場に入ったが、引き渡しはほぼ一ト月後、年末年始の休みを考えると余裕はない。だから年内に出来るだけやってしまおう、と。昨日の半分ほどの職人が出て来ている。建物の内装も終わっていないから、半分と言ったって結構な人数だ。この分だと内装関係は大晦日まで出てるんじゃないのかな。で、年内最後の一日にブロック積みの手元をしている。
  休み中に『フクシマ論』を読もうと思ってもう読み始めていた。けど先日メーデー関係の『ショック・ドクトリン』を読む学習会に未読で出たらさっぱり話についていけなかったので悔しいから急遽順番を入れ替え『フクシマ論』を後回しにした。最近読書会がいくつか並行していて他の本が読めなくなって来たので『ショック・ドクトリン』は読まないで済まそうと思ってたのに。と思ってたら乗換駅の本屋で『ハレーション・ゴースト』を発見、また順番が入れ替わった。ま、これはすぐに読み終わるだろ。問題は分厚いニ冊が休み中に終わるかどうか。こんなことを書いているのは別に組合学習会告知の伏線ではない。現在読書時間はほぼ通勤中、つまり移動時間だ。うちに帰って来てから本を読む時間はない。他にやることがあって気がついたら本なんか読めずに布団に入ってる。休日の移動はもっぱら車、当然本は読めない。実際休日の読書はほとんどはかどらない。なにが間違っているのかよくわからないが読書時間作れないんだよ。
 年末最後なので道具や材料をきちんと片付けシート養生をして風散防止の重しを乗せて、さらに現場出入り口をカラーコーンで閉じて現場を封鎖したという写真を通信カメラで撮って元請けに送信する。実際にはまだ職人たちは作業しているから封鎖写真の送信は元請けに対する「ここまで手順通りにやってます」というアピールに近く、写真を撮ったら場所によってはコーンバーを外して人が通れるようにしておく。通信カメラは毎日日報や現場の工程確認の写真を送るのに使っている。昔は当然こんなものはなく、カメラで撮って後日まとめて元請けに提出していた。
 さて、冬休みだ!少しの忘年会と会議以外に予定はないぞ。本読めるといいなあ。(もちろん越年・越冬に関わっていた時のことを考えれば時間はものすごくあるさ)