茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

自由と生存のメーデー2012−雑民の希望に参加しました

 五月四日、東京新宿で行われた「自由と生存のメーデー2012−雑民の希望 てんでんばらばらの声を響かせよう」に参加しました。
 デモ前集会では茨城反貧困メーデー実行委員会としてあいさつをしました。デモには組合の黒旗を掲げて歩きましたが途中から雨になり、だいぶ濡れました。ちなみにこのデモは黒旗ばかりで組合旗は目立ちません。新宿西口や歌舞伎町という人の多い中を歩けるのはうらやましい限りです。機動隊はデモ隊に対し「もっと左に寄れ」と言い続けていましたが、まだまだ生ぬるい、極左になれと機動隊から言われているようでなんだかおかしかったです。
 集会もいろいろな意見が聞こえて実に楽しいものでした。雑民という言葉がこのように勝手に受け継がれていくことも面白いと思います。
 参加者はデモが二百五十名程度、集会が七十名程度でした。特に集会の参加者数は僕にはショックでした。フリーターの労働運動はとうにバブルがはじけ、この数年デモへの参加者が減っていたものが3・11で社会運動全体が震災と原発に課題を奪われたということなのでしょうか。もちろん課題がなくなるわけはないのですが、人々の関心は圧倒的に震災と原発に寄っていて、他の課題への関心は相当に失われてしまっているのだと思います。今年は全国的にもそれまでのように独自のメーデーを開催できたところが少なく、札幌、仙台、つくば、東京、名古屋、京都くらいではないでしょうか。フリーターの労働運動が始まった時に戻っただけと考えればいいと考えればいいのかもしれませんが、いや、がんばらなきゃ。(加藤)