茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇い派遣日記(155)晴れた日に永遠が見える、あるいは貝原浩風しもの村原画展 

加藤匡通
五月×日(土)
 雨の続いた連休の中、今日はよく晴れた青空だ。きれいな青空を見ていると「青空が目にしみやがるぜ」「ああ、俺たちが守った青空だ」なんて会話を思い出してしまうがそれはさて置き。こんな天気で働いてると、「俺はなんでこんないい天気の日に働いてるんだろう」と思ってしまう。けど働かないでなにしてるかといえば映画館にいたりして暗闇の中でやっぱり「俺はなんでこんな天気のいい日に映画みてるんだろう」と思ってるからきっと何しててもいっしょだな。晴れた日にしていた一番気持ちのいいことというと大昔には縁のあったデートを別にすると(大昔ですもう関係ありませんさみしいので誰かかまってください)、公園で酒に見ながら本読んでたことが浮かんでくるという…自分でも駄目だと思うなあ、そりゃ。
 連休中はなんだかんだで運動ばかりしていて、それを書き始めると活動報告になってしまうのでここには書かない。とか言ってこの間人を呼んでの学習会の報告も書いてないだよなあ、いかんなあ。高橋さきのさんの話、よかったんだけどなあ。ああ、愚痴愚痴。
 今日は組合企画の情宣で置きビラに回っている。車で走ってる最中に新聞記事を思い出して取手に向かった。西口のとりでアートギャラリーきらりで「貝原浩風しもの村チェルノブイリ・スケッチ原画展」が行われているのだ。貝原浩は〇五年に亡くなっているが、その絵は例えば現代書館のフォービギナーズシリーズで今でも見ることが出来る。僕は反天皇制運動を通じて彼の絵を知ったので、それらとは全く違う絵柄が新鮮だった。原画展は十一日まで。
 今月はもう余裕がないので会場にあった画集を買えず、まだ本屋で手に入るんですよねと軽い気持ちで聞いたら版元のパロル舎がつい最近廃業した言われて衝撃を受ける。あそこもか。
 長かった連休も明日までである。