茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

連続学習会・象徴天皇制を考える No3 公的行為を考えるために 『天皇陛下の全仕事』を読む

組合員加藤からの投稿です。


連続学習会・象徴天皇制を考える No3
公的行為を考えるために 『天皇陛下の全仕事』を読む
4月16日(日)14時〜16時
つくば市立春日交流センター 小会議室(つくば市春日2-36-1、筑波大学病院そば・春日学園義務教育学校向い)
参加費 300円 
テクスト 山本雅人『天皇陛下の全仕事』 講談社現代新書
主催 戦時下の現在を考える講座 tel: 090-8441-1457(加藤)
mail: under_the_war_regime@yahoo.co.jp
blog: http://inwartimeinibaraki.hatenablog.com
twitter: https://twitter.com/against_war
日本国憲法によれば天皇のすべきことは「国事行為」だけで、政治的行為ははっきり禁じられています。いわゆる「宮中祭祀」は天皇家の私的行為とされていて、国が関わることではありません。では園遊会は?外国訪問は?さまざまな行事への出席やその場でのあいさつの「おことば」は?それらはすべて「公的行為」とされていますが、「私的」でも「国事」でもない「公的」とは何なのでしょうか?外国訪問や首脳との会談は「皇室外交」と呼ばれていますが、外交とは「政治的行為」そのものではないのでしょうか?
天皇は年齢的体力的に「務め」がこなせないことを退位希望の理由にあげています。ここで言われている「務め」あるいは「象徴としての行為」はほとんどが「公的行為」です。現天皇天皇がすべき仕事として積極的に彼の言う「象徴としての行為」を増やしましたが、今はそれを理由に退位を希望しています。これは自家中毒ではないでしょうか?そして、「国民」は自家中毒をおこしている現天皇に大変同情的です。
「公的行為」とは何かを考えるために、『天皇陛下の全仕事』を読みます。