茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

反弾圧学習会 逮捕されるとはどういうことか 天皇即位式弾圧から考える

反弾圧学習会  逮捕されるとはどういうことか    天皇即位式弾圧から考える

 

12月22日(日)14時~16時

つくば市春日交流センター 大会議室(つくば市春日2-36-1 春日学園義務教育学校向かい)

お話 10・22天皇即位式弾圧被害者

参加費 500円

主催 茨城非安定労働組合+戦時下の現在を考える講座 連絡先 090-8441-1457(加藤)

 

天皇制と人権は両立しない!

 

 

  10月22日に新天皇即位式が皇居で行われました。台風被害のためにパレードは後日となったものの、式典や宴会はこの日から11日間続けられました。

  この日、「終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク(おわてんねっと)」が呼び掛けて、新橋から銀座へと「10・22天皇即位式反対デモ」が500名を超える参加者で行われました。デモはプラカードを掲げ、シュプレヒコールをあげる穏やかなものでしたが、ただ歩いていただけの人が三名逮捕されました。三名は十一日後に全員釈放され、不起訴になりました。

   不起訴とは裁判にかけらることができないということです。ではなぜ三名は逮捕されたのでしょう?逮捕とは社会生活上の一切の自由を奪うことです。社会生活そのものを奪うといってもいいでしょう。デモは社会生活上の一切の自由を奪われなければならないような行動なのでしょうか?天皇制に反対の声をあげることは社会生活上の一切の自由を奪われなけらばならないようなことなのでしょうか?そもそも、逮捕されるとはどういうことなのでしょうか?

  その日逮捕され、今は私たちと同じ社会生活の場へ帰ってきた方の話を聞きながら考えたいと思います。

 

   私たち茨城不安定労働組合は、労働運動をしていれば刑事弾圧はありうるだろうと考えています。労働運動とは、私たち、アンダークラスを含めた広い意味での労働者が、資本や権力に対し私たちが生きていくのに必要な権利を要求することであって、当然そこでは資本や権力の利益と私たちの利益とが衝突しています。資本や権力にとっての許容範囲を超えれば、資本や権力はその力をためらわずに行使するでしょう。階級闘争とは、労働者にとってだけでなく資本や権力にとっても闘争なのです。普通選挙も八時間労働も、児童労働の禁止も、そうした闘争を経て勝ち取られました。そうした対決は決して過去のものではなく、現在も続いています。

 私たちは生きていくのに必要な要求をしていく中で資本や権力よって引き起こされる弾圧を、他人事と考えず、また私たち自身にいつ降りかかってくるかもわからないことと考え、自身に降りかかってきた時に備えるために、運動をする中で刑事弾圧を受けた方を招いてお話を聞くこのような学習会をたびたび行っています。警察や検察、裁判所がどのような活動をしているのか、法が何のために存在しているのかなどを改めて問い直す機会にもなるでしょう。関心のある方の参加をお待ちしています。