5月1日(土)、晴天の中、茨城で2回目となる非正規・不安定な人々のメーデー「茨城反貧困メーデーinつくば」が開催されました。
集会では、まず、茨城不安定労組の加藤委員長が、茨城不安定労組を立ち上げた経過と、この1年の活動を報告しました。不安労では労働相談を中心に活動を続けてきましたが、実際には製造業派遣などで雇止め・解雇に遭い、生活に困って相談に来る人も多く、生活保護の申請支援も数多く取り組んできたことなどを話しました。特に、派遣切りに遭った女性のケースと、自治体関連の事業で働く男性が不当解雇に遭ったケースなど、地方での非正規労働者の現状について説明しました。
次に、NPO寿クリーンセンターの大平正巳さんが、日本三大寄せ場のひとつ、横浜・寿町で失業者の仕事おこしに取り組んできた実践を話しました。当初アルコール中毒患者などと一緒に家電リサイクル事業を起こそうと取り組んできましたが、自治体の協力が得られず、やむなく引っ越しや部屋の引き払いとリサイクルショップ事業を開始し、現在常勤2名、非常勤10数名が働く事業に成長してきていることが報告されました。
その後、参加者による質疑・討議が行われ、実行委員会に参加しているNTT東日本関連合同労組や茨城ユニオンからも報告をいただきました。
集会終了後、会場であるつくば市春日公民館からつくばセンター方面へ約1時間半のコースをプラカードやのぼり旗、横断幕を掲げてデモ行進しました。
- 土日もハローワークを開けろ
- 竹中はパソナに天下るな
- 日雇い雇用保険を使いやすくしろ
- 派遣会社の不当なピンはねを許さないぞ!
- 労働者のしわ寄せを許さないぞ
- 非正規労働者の使い捨てを許さないぞ
- 解雇は自己責任じゃないぞ
- 企業は人を使い捨てるな
- 誰でも生きていける金をよこせ
- 金持ちがえらいんじゃないぞ
- 非正規社員への賃金差別をやめろ
- 人間らしい生活のできる職場と賃金を確保しろ
- 解雇予告手当を90日にしろ
- 労働法の教育を義務化しろ
- 法人税率を下げるな
- 仕事と住まいをよこせ
- 生活保護を拒否するな
- 貧困ビジネスを規制しろ
- まともな仕事をよこせ
- まともな住まいをよこせ
- 失業給付の期間を延ばせ
- バイトの時給を1000円にしろ
- 住居を安く貸せ
- まともな職を増やせ
- 隠れたパワハラを止めろ
- 障害者が働ける仕組みをつくれ
- 働けなくても生きていけるだけの社会保障を確立しろ
- 空いている公務員宿舎を野宿者に開放しろ
- メーデーを国民の休日にしろ
- 若者に仕事を与えろ
- 仕事おこしを国が支えろ
- 子育てしやすい労働環境を作れ