茨城不安定労働組合

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賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(93)現場が止まるという噂 

加藤匡通
四月××日(木) 現場が止まるという噂
今入っている現場は二棟続きのアパートの外溝だ。こういう場合建物本体も外溝も同時進行なのはいつものことだが、今回は内装工事の進みが遅い。震災の影響で材料が入って来ないのだ。断熱材だのユニットバスだの、入らない資材がいくつもあって内装はいつになっても仕上がらない。工場が被災したのか被災地に優先的にまわしているのか、理由は知らない。外溝でも、地中埋設用の電線が手に入らないと聞いている。
関東では建設資材が手に入らなくなって現場が止まる、という噂も流れている。関東中の現場がいっせいに止まればそれはそれで面白いような気はするな。しかし労働者の自発的な意志の発動によるストライキではないから楽しさも半分か。もちろんこれはきわめて無責任な発言で、仕事がなくなったらどうする、どうやって食べていくとかは考えてやしない。そんな心配はことが起きてからすればいいさ。