茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(看板に偽りあり)(164)暑いのに長袖かよ

加藤匡通
七月×日(火)
とうとう現場で夏場も長袖着用になった。元請けはずっと長袖着用を指導していたのだと思う。五月に応援で行った会社も長袖だった。Y社担当の監督がこれまでうるさく言わなかっただけなのだろう。しかし先月元請けで六件の労災があり、内一件は死亡事故、当然厳しくなる。しかし六件は多いな、どうしたんだろう。皮肉なことに七月は安全月間である。
茨城に移ってからほぼ夏は半袖で働いて来たので久しぶりの長袖はつらい。腕を出してりゃその分傷つきやすいのは確かだが、長袖は暑いんだよ、当たり前だけど。熱中症対策はそれはそれで出来るから腕の保護を言ってるんだが、今日なんかブロック基礎ほぼ一メートル掘り下げだぜ。最近涼しい日が続いて体が慣れてなくて大変だったよ。(穴掘りは僕の仕事である。本当は職人たちの方が掘るのも早いのだろうが、高い日当で穴を掘らせておく訳にも行くまいし、職能がそれほど必要でもないこの手の作業は職人も嫌がる。夏場に長時間穴掘ってても倒れないと思われていることもあって加藤は手掘り担当となっている。単純労働くらいしか任せらんないってことですよ、ええ!)
そんなきつい目にあっているのに目の前で作業してる本体工事の面々は半袖だったりする。どういうこと?