茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(一人親方)(489)茨城県緊急事態宣言解除

日雇派遣日記 賃金奴隷な日々(一人親方)(489)茨城県緊急事態宣言解除
加藤匡通
二月××日(木)

 始発でちょっと遠くに来ている。最寄駅からバスを使い、現場に入るのは家を出てからほぼ二時間半後だ。行きはほとんど寝ているとはいえ辛い。帰りは乗り継ぎが多少良くなって二時間強に短縮される。

 給湯器の荷揚げと取り付けと聞いていたが、取り付けるバルコニーは防水工事の真っ最中でそもそも入れない。荷揚げも、そんなにすごい数ではなかった。四人で来たが、半分の人数でも丸一日の作業にはならなかったろう。三時には作業は終わりになった。

 嬉々として県をまたいで移動して渋谷に来た。「イスラーム映画祭6」でかかる『何時は二十歳で死ぬ』と言うスーダン映画を見るためだ。スーダンで製作された七本目だか八本目の映画だ。今日の現場からだと六時の上映には間に合わないと思って諦めていたので、とても嬉しい。

 と思ってユーロスペースに行くと受付に『何時は二十歳で死ぬ』の文字が見当たらない。まさか!聞いたら明日だった。うわあ!

 六時前とは言え都内の映画館は八時までで上映を終えるところが多くなっているので、最終回に間に合うかどうかだ。僕の携帯では以前よりましになったとはいえ、上映時間は調べづらい。本屋によって帰ろうか。

 茨城の県独自の緊急事態宣言は昨日から解除されていて、八時以降でも飲食店は開いている。これで仕事を終えてからでも食事が出来るし、レジュメも切れる。ふう。