メーデーは労働者を解放するための足がかりとなる日です。しかしこれまで茨城県内のメーデーに私たちアルバイト、パート、派遣社員といった非正規・不安定雇用の労働者のいる場所はありませんでした。それならば私たちの居場所のあるメーデーを私たち自身で作ってしまおう、そう考えて昨年「不自由で不安定で窮屈な私たちだからメーデーinつくば」を行いました。
派遣切りは終息し、「官製派遣村」に象徴される行政が失業した労働者の窓口となっていますが、本当に問題が解決に向かっているのかといえばまったくそうではないのだと思います。事態が解決に向かっているのなら、労働相談ですらなく派遣切りの末に失業保険も切れてしまっての生活相談ばかりが私たちの労組へ寄せられることはないでしょう。
そんな中だからこそ、今年も私たちのためのメーデーに取り組んでみたいと思います。私たち、とは非正規・不安定雇用の労働者に限りません。労働者、という言葉を狭い意味でとらえて多くの人々との連帯の可能性を手放すようなことはすべきではないと考えます。いま私たちが生きている社会を息苦しい、生きづらい社会と思っているのは労働者に限ったことではないしょう。生活保護受給者、女性労働者、失業者、農民、自営業者、主婦、学生、野宿者、年金生活者、障がい者、外国人労働者、そして正社員といった様々な人と共に行えるメーデーを作り上げたいと思います。
けれどもそのためには多くの方々の力が必要です。私たちといっしょに茨城で、私たちが集まれるメーデーを作ってみませんか。具体的な事柄はまだ何も決まっていません。一回目の話し合いを以下の日程で持ちたいと思います。皆さんの参加をお待ちしています。
●日時 2010年2月14日（日） 14時〜17時
●会場 つくば市春日公民館
●呼びかけ団体 茨城不安定労働組合
