茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

学習会「生活保護を知ろう」開催しました


まず、加藤委員長のあいさつの後、生活と健康を守る会の塚本さんより、生活保護の仕組みや計算方法、現在つくばで取り組んでいる活動について報告がありました。生活保護は一般的に、資産や現金を使いつくした時点で申請するように言われますが、生活保護に移行しなくても生きていけるよう応援することが必要とのお話でした。
続いて、社会保険労務士の永田さんより、国民健康保険についての説明があり、国民健康保険法第44条に医療費の一部負担金減免が定められているが、つくば市などでは何の規定・基準もなく、実際には減免されていないことなどが報告されました。全国的にみれば、多くの自治体で生活保護基準並みまたはその1.1〜1.3倍の収入の世帯には減免を行っている例も多く、現在国からの何らかの指針が出るのを待っている状態だとのことでした。
その後、会場からの質疑で、資産を持っていても収入がない人の生活保護の申請についてや、生活保護申請をしてから実際にお金が出るまでの間の「一時金」の問題などについて、話し合いました。
住宅の保証人がおらず、生活保護が申請できても住居が確保できない問題などについて、塚本さんは「同じ境遇にある人がお互いに助け合う」仕組みが必要だとお話しされていたのが、印象に残りました。
今後、時々交流していきましょうということで終了となりました。

学習会「生活保護を知ろう」

日時:2010年9月12日(日)14:00〜16:00

会場:つくば市春日公民館

講師:塚本武志さん(つくば生活と健康を守る会副会長)

参加費:無料 どなたでもご自由にご参加ください

主催・お問合せ:茨城不安定労働組合 kick06@gmail.com