茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

茨城反貧困メーデーinつくば 震災後の今、どう生きよう?どう働こう?

 5月1日午後1時15分より、つくば市のサイエンスインフォメーションセンター大会議室にて、今年で3年目となる、労働者もそうでない人も誰でも参加できる「茨城反貧困メーデーinつくば」が開催されました。参加者は40人。
 この取り組みは、茨城不安定労組などが呼びかけ、県内の有志による実行委員会で企画したものです。今年の集会は「震災後の今、どう生きよう?どう働こう?」がテーマとなりました。

 室内での集会ではまず「寄せ場と被災地がつながる試み」として東京・山谷地域で活動する中村光男さん(企業組合あうん、山谷ー東部圏震災支援ネットワーク(仮))より、山谷の労働運動や野宿者や失業者支援の運動の中から、新しい運動として被災地とつながる取り組みの報告がありました。
 続いて、元地元紙の記者でフリージャーナリストの崎山勝功さんが、出身地である岩手県宮古市の震災2週間後を取材した様子をスライドで紹介しました。
 また、科学史・科学論を専門とする大学非常勤講師の藤田康元さんより、「福島第一原発は今どうなっているのか」をテーマに、公表されているデータ等を元にした現状の解説・分析をしていただきました。
 最後に、地元茨城県で活動する茨城ユニオン県央支部の海野貢書記長より最近の労働相談などの状況の報告がありました。
 質疑に先立ち、「自由と生存の家・茨城」より、住まいを失った失業者等のための住宅確保の活動へのカンパの呼び掛け、その後の質疑では、水蒸気爆発等に関する質問や政府による放射線基準値の引き上げ決定について、また東京など離れた地域と被災地の関係の在り方などについて意見交換が行われました。
 午後3時半からは、つくばセンターを起点に「震災を理由とした首切りを許さないぞ!」「東電の幹部は福島原発のガレキを片付けろ!」「生活できる労働条件と賃金をよこせ!」「全ての原発を止めろ!」といった声を上げながら連休でにぎわうつくば駅やQ’t、クレオなどの周りでデモを行い、最後に、多くの派遣会社の事務所が集中する三井ビル前で「労働者を使い捨てにするな!」とシュプレヒコールを上げました。

当日の写真↓↓
<集会>






<デモ>