五月×日(火)
加藤匡通
連休合間の平日なのになんでこんなに電車に人がいるのだ?朝座れると思ってたのに普段と変わらないぞ。夏の節電対策とかいう東電のプロパガンタで夏休み期間を延ばすためにゴールデンウィークに仕事するってやつなのか?ゴールデンウィークにたくさん休んで夏もたっぷり休んで給料は通常通りって訳にゃいかんのか?こう書くと「休んだ分生産性下がってるから給料もその分下がるんだよ」とか言われそうだが、そんなことは経営者が考えることだ。労働者が考えることじゃない。それに、復興のために国民一丸となって生産性の向上なんて気持ち悪い話も願い下げだ。非国民で結構、日本の力なんて信じないよ。
十時の休憩時間に「連休延びてもいい?」と聞かれた。今の現場で出来る作業はほぼやってしまい次の分の作業の材料が入ってくるまで手が空きそうだが一日二日なので次の現場に移ってもせわしないだけ、なら金土も休みにしようという。連休初日は仕事だったし、みんな喜んださ。職長が監督と確認の電話をしていると、なにやら怪しい雰囲気に。「次の現場に入れるように手配するって」ええー(教室で不平を言う生徒の声)。みんな延びた休みの計画を立てていたが、それががらがら崩れていく。持ち上げておいて落とすというか、何ともその。
話は二転三転、結局午後になって土曜仕事、連協は一日だけ延長と決まった。連ⓨ空のスケジュールも元受次第でございます。でもまあ明日から連休だ。