茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

賃金奴隷な日々 日雇派遣日記(看板に偽りあり)(111)塩の塊

八月×日(金)
加藤匡通
  いつもどのくらいの重さのリュックをしょって通勤しているのだろうと、出掛けに体重計で計ってみた。七キロあった。みんなに重いと驚かれるが、弁当、水筒、着替え、本、その他で七キロ。帰りは弁当、水筒の中身がなくなっているのでその分軽くなる。必要な物しか入れていないつもりだが、荷物を整理すれば軽くなるんだろうな。当然冬場は着替えが増えるからもっと重くなる。日雇派遣の時はこれにヘルメットや安全靴、道具が加わってさらに重かった。現場は日替わりで必要な物を毎日持ち歩いていたからだ。それに比べりゃ今は楽、なはずだけどやっぱり七キロは重いな。整理しよう。
  現場に熱中症対策で食塩錠が常備されている。塩飴どころではない、前に書いたシオタブと一緒で塩の塊だ。以前は絶対口にしなかったが、最近一日に数個使うようになった。毎日のように軽い頭痛や息切れがあれば、やっぱり年でもう体力保たないと思うさ。元請けや職長の指導に従って塩分補給する気にもなる。しかしこの食塩錠、本当に塩の塊でとてもじゃないが舐めてられない。僕はコーラで飲み込んでる。体にいいんだか悪いんだかって感じだ。まあ、三十度越えた屋外で仕事してりゃ何やったって体にゃ悪いな。