賃金奴隷な日々 日雇派遣日記（看板に偽りあり）（１４８）牛久助郷一揆義民顕彰祭
加藤匡通
三月×日（土）
この一週間だけ東京北部の現場に戻って来ている。ここが終わったらまた南部に戻るらしい。小さい現場で昨日の土間コン打ちで終わりだったが、生憎と昨日は雨。けど予報では今日も雨で、実際降ってる。雨で何日も連休にも出来ないので昨日コン打ちは強行、冷たい雨の降る中、みんな合羽着てのコン打ちとなった。ブロック基礎なら雨に中打ったこともあるけど、ブロック基礎はきれいに仕上げる必要はない。土間の上にブルーシートかぶせて仕上がり面が雨に打たれないようにしながら押さえてたけど、あれで大丈夫なのかなあ。
現場は再開発地域でまるで住宅展示場のように各住宅メーカーの家が建築中。職人たちの車は開発地内の道路に片っ端から路駐、おかげで資材搬入の車が困っている。警備員を置いてもそう。再開発なら道路もっと広げればいいのに。
今日は現場と現場の合間で休みになっている。明日つくばであるデモに参加するためにビラだののぼりだのを作って日中を過ごし、夜は阿見町に地元の劇団の公演を見に行った。会場で牛久助郷一揆義民顕彰祭のポスターを発見した。続いてるんだ！労組の活動をしてるくらいだから一揆には当然関心がある。靖国解体派としては顕彰とあるのは引っかかるところだが、何をしているのか前から気になってて、接点がなかったのよ。明日朝九時半からとある。デモには間に合いそうだな。行ってみよう。
