茨城不安定労働組合

誰でも入れるひとりでも入れる労働組合である茨城不安定労働組合のブログです。

小川仙月・学習会「原発とまちづくり」:

こんな企画があります。

小川仙月・学習会「原発とまちづくり」:
『私たちのまちと原発 ― 茨城の放射能汚染・危機の現状と、択ぶべき未来 ― 』

● 6月30日(土) 19:00〜21:30   入場無料
土浦市 一中地区公民館 三階・第二会議室
       (土浦市大手町13-9/tel: 029-821-0104)
講師 小川仙月さん

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 1964年福岡県生まれ。筑波大卒業後つくば市内に勤める。チェルノブイリ事故から4年後の1990年、被曝の実態を知るため単身現地に渡り、白血病に冒された子供たちの姿を『白ロシアからの手紙』にまとめ出版。「原発とまちづくり研究会」を立ち上げ、住民としての立場から原発問題の研究、啓蒙、行動等に献身的に携わってきた。
 今年4月橋本県知事に提出された17万人をこえる「東海第二原発の再稼動中止と廃炉を求める署名」では実行委員として尽力。福島原発事故後は休む間もなく県内各地で講演・学習会を続けている。現在は住宅のバリアフリー・介護建築業を営み、牛久市在住。
ツイッターでも日々情報を発信中: twitter.com/#!/ogawabfp

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 この5月5日、日本の商業用原発50基が全て停止し、私たちはいま42年ぶりで原発のエネルギーに頼らない生活をすごしています。それもつかの間、先日6月8日に野田首は、「国民生活を守るため」に、福井県大飯原発3・4号機の再稼動が妥当であるとの声明を出しました。地元おおい町議会は、経済事情を背景に圧倒的多数で賛成を可決し、ニュースは今夏の電力不足を報じて、再稼動が不可避なことを告げようとしています。
これらはやむをえない「現実」なのでしょうか?一年前の震災による福島第一原発の過酷事故と、それと同時に起きていた東海第二原発電源喪失事故以来、事故と被害の実態や、政府・企業・学者そしてメディアの結託ぶりなどが、一部の新聞やテレビによって徐々に露わになってきたようには見えます。しかし本当に知らされるべき事実の大部分は、主要メディアの経路では依然として遮断されたままです。
この度お話をいただく小川仙月さんは、どの識者や論者・学者よりも、そこに住み、生業を立て、暮らしてゆく人々の場所に足を下ろして、その地点から原発を見つめ、考え続けてきた方です。そこからは、問題の鍵は難解で複雑な所にあるのではなく、原発を建てるのもなくすのも、必要であるか否かを決めているのも、根本的にはそこで生活する人たちだということが見えてきます。そこ、とは原発立地体だけではない、同時にここ、私たちの茨城県南部地域のことでもあります。
チェルノブイリの前例にてらした被曝の影響、いまも続く事故の危機、県内の汚染状況、電力不足のうそ、原発を受容れたおおい町の現状、そして東海村…いま私たちがそのただ中にいる、知るべき「現実」について、小川さんはとても分かりやすくお話をして下さいます。少しでも関心がおありの方、不安や疑念を感じている方、はっきりしない思いを抱いている方、お子さまをおもちの方、一人でも多くのご参加をいただけることを願っています。
もうすぐ東海第二原発のゆくえを問われる番がやってきます。それを択ぶのは、私たちです。

主催:小川仙月さん学習会実行委員会
後援:茨城ユニオンふれあい分会
お問い合わせ:080-5459-9576/richardien@yahoo.co.jp(鈴木)